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「おはよ〜、あ、たろちゃん」
森本「あ、おはよ」
楽屋に行くと、たろちゃんだけいて
私のことを少し見てまたスマホを見た
いつもなら、『やっときた〜』って言って『こっちおいで』
とか言ってくれるのに、、、
まだ怒ってたりするかな
「たろちゃんっ」
森本「ん？」
たろちゃんのいるソファーに小走りで向かうと、
目の前にたって、私のことを少し悲しそうに
見上げる目を見つめた
「たろちゃん、私正直に話したよ」
森本「え？」
「何も出来ないよって、ゆせくんにお話した」
森本「、、、そ」
たろちゃんはそんなこと興味無さそうにまたスマホに目線を戻した
「もう、今日がラストなんだけどね、
精一杯一生懸命、頑張るからっ、、、だかっ、、」
たろちゃんが、私のことを嫌いになったのかと一瞬過ぎってしまって、泣いてしまった
森本「え、ちょっ、A？」
「だかっ、ら、、全部、全部頑張るからぁっ、、」
森本「うん、、」
「たろ、、ちゃんに、、、嫌われたくない、、よっ、、うぅっ」
森本「あーもー、ごめんって、泣くなって、な？
でも、なんかちょっと違うけど〜っ！」
「たろちゃぁんっっ、、うわぁあんっっ、、」
いつもの優しい顔で少し困り眉になったたろちゃんが
抱きしめてくて、暖かくて更に泣いてしまった。
抱きついてｽﾞﾋﾞｽﾞﾋﾞしていると、メンバーが続々来て
『慎太郎が泣かせた』と、次々に言って
その後このことは“A大泣き事件”となった。
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作者名：生物 | 作成日時：2024年2月18日 14時
