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30分くらいだったのだろうか
目の前のキラキラとする料理が美味しそうな匂いして
唇をギュッと噛んだ
八木「さっ、食べよ。あっ、待って、こっち向いて？」
「、、えっ」
顔を見上げると優しく微笑んだゆせくんが
私の髪と顔に着いた卵をそっとティッシュで拭いてくれた
八木「別に、怒ってないからね俺」
「え、、、？」
八木「怒られるーとか思ってるでしょ」
「、、、ごめん、なさい、、」
八木「だからなんで謝るの？怒ってないよ？」
「私、なんにもできなくて、、、嘘ついて、」
八木「、、、冷めちゃうよ、食べながら話そ？」
「うん、、、いただきます」
八木「いただきます」
どこから話そうか、何を話していいのか、
分からなくて、ごはんを一口食べて泣いてしまった
八木「えぇっ！どうしたの？なんで泣くの？」
「おいひ、くて、、ゆせくんのご飯、凄い好きっ、、」
八木「ふっ、、ありがとう。」
「私、何も出来なくて、、ごめんなさいっ、、」
八木「してくれたよ、そのご飯、Aちゃんが炊いてくれたご飯。それとそのお味噌汁とお魚も。」
「え、、？」
これ、私が炊いたやつ？、、あんなに固くなってたのに
八木「お水を足して俺は炊いただけ、
お味噌汁も味噌を少し足してネギを入れた。
お魚は焼いてくれたやつをほぐしてサラダの上に。
お焦げも気にならなくて美味しいでしょ？
Aちゃんとの協力プレイ！」
ピースをして私に向けたゆせくんを見て
私は泣いているのか笑っているのか
分からない顔をしていたと思う
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作者名：生物 | 作成日時：2024年2月18日 14時
