ジェシーの妹はたろちゃんに叱られたい！② (ページ18)

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「ただい、、ま」

八木「おかえり！！」

少し遅くなったから静かに入ったのに
しっぽを振る犬みたいに駆けつけてくれたゆせくん

「あれ、もう寝ちゃってるかと思ってた」

八木「お疲れ様、俺もさっき帰ったの、お腹すいたでしょ？」

「あー、、えっと、」

ダイエット今日からする、なんて言えず
ゆせくんは手を引っ張ってリビングに向かった

八木「じゃーん！今日は肉巻きですっ」

「あの、ゆせくん、」

八木「ダイエット、するんでしょ？」

「えっ、、」

八木「ごめんね、さっきね、勝手にAちゃんのマネージャーさんに色々聞いちゃっの」

そんなの、、、帰る時言われなかった、、

八木「ライブか始まる前は自分磨きを極めるって、
普段も頑張ってるのに、ファンのみんなに会えるってなったら
もっともっと自分を追い込んじゃうって、、」

「それは、、」

八木「だからまずは身体を仕上げたいかなーって、
これね、お肉巻いてるの、厚揚げなんだよ、ヘルシーでしょ？
で、豚バラで巻いてるの、太っちゃうように見えて豚の油ってお肌に結構いいの」

「ゆせくん、、」

さぁさぁ、と言って椅子に座らせると
ゆせくんは対面に座って、私が食べるのを待ってるようだった

「いただきます、」

八木「うんっ、いただきます。」

なんだか、言い難いとか、恥ずかしいとか、気まずいとか、
多分、私だけ思っていたみたいで
少しだけ心がフッと軽くなったような気がした。

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