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お父さんとお母さんとお兄ちゃんと私で住んできた一軒家
売り払って学校の近くに家を借りた。
2人だけのおうち。
ただいまって帰ったらおかえりって返ってきて
一緒にご飯を食べるんだ。
廉「なぁ、もう帰るん？」
「うん！お兄ちゃんが今日バイト早く終わるんだ〜」
廉「、、そっか、気ぃつけて帰れよ」
海「今日、この後雨降るらしいけど傘もってる？」
「もちろん、持ってきたよ！じゃ！またあしたね〜！」
海「またあしたね！」
廉「うぃー」
今日はお兄ちゃんが、久しぶりに私のおにぎりを食べたいって
言ってくれたんだ。
だから早く帰って準備しなくちゃ！
「あー、雨降ってきちゃった、、っと傘、傘ぁっと」
立ち止まった瞬間、後ろから自転車のブレーキ音と共に体がひっぱられた
「わっ」
紫「っぶねー、あいつ前見てなかったじゃん」
「あれっ、お兄ちゃん！！」
紫「お前も気をつけろよ、急に止まったら危ないだろ」
「ごめん。でも、今度は助けてくれた」
紫「もうあんな思いごめんだから。」
「ふーんっ、そっか」
紫「今度はほんとにどーにかなるかもだから気をつけろよ！」
「でも、助けてくれるでしょ？」
紫「当たり前だろ」
「お兄ちゃんは私のヒーローだからね」
紫「、、え？」
「昔から、私のヒーローだったもんね、お兄ちゃん」
紫「うるさい、早く歩けばーか」
「あっ、ちょ！早い〜！」
昔のお兄ちゃん、いつものお兄ちゃんなんて、、。
どれも全部私の大好きなお兄ちゃんに変わり無かった
その大好きな背中に向かって走っていく。
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作者名：生物 | 作成日時：2024年2月14日 0時
