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「あ！貝殻！！きれい！」
廉「ほんまに落ち込んでたんか」
「えー、あっ、ほらほら廉そこ」
廉「ん？」
「すごい綺麗な貝殻」
廉「あ、ほんまや」
凄く心地いい波の音、廉としゃがんで気分転換に
貝殻を探していた
「廉はさ、なんで私の事好きなの？」
廉「あっほ！なんやねん、そんなことまで思い出してっ、、」
「大事なこと、思い出さなきゃ廉に失礼」
廉「ええねん、俺は希望もなんも無いから」
「なんだそれ」
廉「じゃあ、付き合ってくれるん」
「考えとく」
廉「ほら、ワンチャンもないやん」
「それはごめん」
廉「いや、謝られるとキツいわ」
「あ、だから、なんで好きになってくれたの？」
1度、下を向いて
また顔が上がってきて、廉が私を見つめた
廉「初めの頃は俺らちょっと仲悪かったやん？」
「うん、、」
廉「俺は海人と中学から仲良くて、Aは高校になって出会った。
俺、嫌やってん昔から海人が他の子と仲良くなるのが上手いの
俺は人間関係上手くするのちょっと苦手やし、
話するのもめんどくさいって避けてて、海人が隣におって、
感じ取って、たまにアホなことしてそれだけでええって思っててん」
「うん」
廉「でも、海人が隣の席になったAと仲良くなってから、
Aの底抜けに明るいところとか、めちゃくちゃ性格が良いとことか。
悪い所を見つけて海人と遠ざけようとする度に、
いいことしか目に入らんくなってん。」
「じゃあ、最初は海人への嫉妬だったんだ！」
廉「あんま俺の事弄ると唇食いちぎんで」
「それは痛い、やだかも」
両手で唇を抑えて首を左右に降ると
廉は吹き出して、また話を始めた
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作者名：生物 | 作成日時：2024年2月14日 0時
