飼い主様とワンコ

45 ページ45

.


.
松村side



手術は無事終わって、眠っていた。


サルさんと連絡先交換して、起きたらメールをくれるらしいから
俺はとりあえず単位を取りに来た。



学校にくるなりみんなの目線が痛い。
そりゃそうか、俺もあんなに暴れてたら見られるに決まってる。





広瀬「松村くん、、」


松村「あ、広瀬さん」


広瀬「松村くん、顔すこし怪我しちゃったね」


松村「、、、うん」






こんな怪我、Aさんに比べたら、、、






広瀬「ねえ、もう辞めない？あの人たちと関わるの」


松村「、、、え？」


広瀬「どうしてサークル急に変えちゃったの？」


松村「別に、やりたかったサークルじゃないし、
俺が上手く皆と話せない時広瀬さんが話しかけてくれて
誘ってくれたのは感謝してるよ」


広瀬「でも急に辞めちゃうことないじゃん、、、
どうして空手なんか、、」


松村「、、、俺、強くなりたいんだ。」


広瀬「なんで、、、あの人のため？」




うん、守りたかった。俺が強くなればそばにいれると思った。


けど、違った。




松村「まあそれもそうなんだけど、、、
俺の身を俺自身が守るため。」


広瀬「え？、、ハハッ、そんなの警察とかに任せたら」


松村「ダメなんだよ、自分の身は自分で守れないと。
警察はその瞬間に助けてくれないじゃん？

自分の事を守れないと、誰を傷つけてしまうって気づいたんだ。
俺、変わりたいんだよ。」





あの時、俺が動けていれば、
Aさんは怪我をしなかったかもしれない。





松村「あ、、、ごめっ、Aさん起きたって！行ってくる！」



広瀬「待って！」





サルさんからメールが来て体を向きを変えると腕を掴まれた






.


.

46→←44

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す