飼い主様とワンコ

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松村side



森本「すげぇじゃん、好きなやつのために強くなろうなんて
かっけぇじゃん！」


松村「え、好きっ？、、」


松村「え？好きじゃないやつの手、あんな強くにぎんないでしょ」


京本「守ったり、前も自分が危ない目にあってるのに
ダメだーって言ってたし」



好きなんて、、、好きなんて、、、



松村「やっ、、ちょっと、、それっ、は、、、えぇ〜？っ」


森本「あ、照れた」


京本「照れたね」



俺がもし、この気持ちが好きだとしても、
多分きっとAさんは、、、



松村「、、えっ！てか京本さんって！あのっ、、Aさんの、、、」


京本「あ、前の？違うよ？なんでもないよ？ただの幼なじみ」


松村「あ、、、、え、、、そうだったんだ」


森本「あ、安心した」


京本「安心したね」



なんか、この人たちと話してると頭がグルグルする。


てか、なんでこの人たちはそんなに楽しそうなんだろう



松村「Aさん、助かりますかね、、」


森本「、、、」


京本「、、、
昔から俺別に強いわけじゃなかったんだよね、
めっちゃ虐められてて、女みたいって」


松村「え」


京本「守ってくれたのAちゃんなんだよね。
こーんなごついやつ2人にあの華奢がだよ？
そんで、ナイフで刺された時があったんだよね。少しね？
でもあいつ、ケロッと家に帰って自分で手当してた。」


松村「そんな話、、しらなかったです、、」


京本「すげぇだろ。だから不死身じゃないかって思ってる。
でも、だからって今笑ってる俺達も不安が一切無いわけじゃない」


森本「それと、この世界は、自分の身は自分で守らないといけないんだよ」





また、、、俺だけ、世界が違うのか、、、。





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