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手すりに手を着いて、ため息をついた。
「、、わっ」
ジェシ「冷えてんじゃん、やっぱ」
置いていかれた、じゃなくて
ブランケットを持って後ろから包んでくれた。
「おにぃちゃん、、、？」
ジェシ「すげぇ。悔しかったよ。正直」
「、、、うん、」
ジェシ「でも、Aが居て今はすげぇ良かったと思ってる」
「えっ」
ギュッと力を入れて抱きしめるおにぃちゃんは
すごく優しくて暖かった。
ジェシ「ジャニーさんが亡くなった時、言われたんだよね」
「なにを？」
ジェシ「“僕の思いつきでYouの妹を入れたこと後悔してる？”って」
「、、、うん」
ジェシ「迷わず答えた。“最高です”って」
「、、、ｯ、、、」
ジェシ「最初は何でだよって、なんで俺たち6人で頑張ってんのに7人目？なんで俺の妹？って。
けど、今じゃ考えられない。
俺がいて、高地、樹、きょも、北斗、慎太郎。
Aが居る。それがSixTONESなんだって」
「うぅううう、ずいよぉ〜、そんなんっ、、」
振り返っておにぃちゃんを見上げると
少し目が潤っていて笑いかけられた
ジェシ「泣くなって」
「だって、だってだって、そんなん誰だって怒っちゃう話じゃんっ、怒ってよ！もっと〜、、」
ジェシ「だって、男だらけのとこに入るのも勇気いるし。
覚悟だっていることだろ。
しかも、すげぇ、頑張ってんじゃんA。」
おにぃちゃんに泣かされるのなんて何回目だろう。
いつも優しくてこうやって包み込んでくれて
大好きなおにぃちゃん。
優しすぎていつも泣いてしまう。
泣き虫な妹でごめんね。
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作者名：生物 | 作成日時：2024年2月4日 5時
