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「ねぇー、たろちゃん？」
森本「なに？」
「お弁当どっちがいい？」
森本「え、何があんの？」
「鮭のお弁当と、お肉のお弁当らしい！」
今日はたろちゃんとの雑誌の撮影。
たろちゃんとのデビュー当時の事を聞かれるらしい。
森本「んー、Aはどっち食べたいの？」
「今ね、すっごく悩んでるの」
森本「じゃあどっちも食べればいーじゃん」
「でも食べきれないもん！
たろちゃんが選ばない方もらおうかなって！」
森本「だから、半分こ。な？」
「たろちゃぁああん、らびゅ〜！」
森本「へっ、なんだそれ」
本当はあまり話したくないデビュー当時の話。
けれど、今ではすごく仲がいいからそれがあってこそだとは思う
「ねぇ、たろちゃん？最初は私の事嫌いだった？」
たろちゃんの箸が一瞬止まってゆっくりと動き出した
森本「嫌いではなかったよ。女の子だからやりずらかったってだけ。まだ気にしてんの？」
「気にするよ、、だってジェシーの妹だからって言い聞かせてたんでしょ？」
森本「それもあるけど、AはAじゃん
昔言ったことをまだ気にしてるんだったらマジでごめん。」
気にしてないと言えば嘘になるけど、
今、たろちゃんが好きだからこそたまに不安になってしまう。
「ううん、私こそ変なこと聞いてごめんね」
デビューして3年。
私は胸を張ってSixTONESのメンバーだと言えるって、
昔の私に聞かせたら驚かれるだろう。
3年って長いようで短くて、短いようで長い。
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作者名：生物 | 作成日時：2024年2月4日 5時
