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______パチパチパチ
「良かったなぁー!
今日、君たちのなかから、
死人は、出ない!」
先生は拍手をする。
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「やっぱりあんただったんだ!」
そこに諏訪さんの冷たい声が重なった。
魚住「嘘でしょ……」
河合「そんなわけないよ……」
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「……ったく……
あんたが出しゃばった真似しなければ、
みんなに死ぬまで気づかれなかったのに!!」
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香帆ちゃんは強い口調でそういうと、さくらを睨んだ。
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『…っ、香帆ちゃん……、このまま、
誰にも気付かれないまま、
死にたかったの……?』
「当たり前でしょ?
こんなのバレたら逆に生きてけないっつってんの。」
勝手だ、
自分が犯したことじゃない…。
自分が招いた結果じゃないのよ…。
『……ぃょ……』
「……は?何?」
『……自分が仕出かしたことをそのままにして、死のうとするなんてズルイよ。
そんなの……、楽な方に逃げてるだけじゃん。』
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「……っ、うっさい!!!」
香帆ちゃんは私を見下ろした。
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茅野「どうして……」
宇佐美「どうして…?
……あんたとAの所為でしょ……」
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宇佐美「澪奈の友達は私だけだった……
なのに、あんた等がッ!!!」
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香帆ちゃんの瞳には、
今にも溢れそうなくらい、涙が溜まっていた。
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宇佐美「……あの瞬間、
澪奈が、私を置いて
あんた達と仲良くするのを見た瞬間、
私の中で何かが崩れた。
よりによってなんで奴 隷呼ばわりされてるさくらと、
クラスにも全然馴染めてないようなAなの!?!
完全にあたしへの当てつけじゃんっ!!!
…プライドズタズタにされて、言い様のない怒りが湧いて、
……許せなかった……」
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なな(プロフ) - さらさん» 里見くんの主人公ちゃん愛を前面に出してみました…!そうなんですよね(^.^)いえいえ、此方こそコメントありがとうございました〜! (2019年1月23日 22時) (レス) id: 0167e96a69 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - ゆあさん» お仲間だーー!嬉しいです(^。^) (2019年1月23日 22時) (レス) id: 0167e96a69 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - リディア94さん» 先生との話も回をおうごとに進んでいくと思います〜!お楽しみに!コメントありがとうございました^_^ (2019年1月23日 22時) (レス) id: 0167e96a69 (このIDを非表示/違反報告)
さら(プロフ) - もう3話最高ですね。里見くんの今からでも付き合おうとするところがなんか好きです!先生もいいけど里見くんも捨てがたいですね。沢山の更新ありがとうございます。 (2019年1月23日 6時) (レス) id: ad66da0832 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - ななさん» え、めっちゃわかります!私も柊先生の次に里見くん好きなんです!← (2019年1月23日 1時) (レス) id: 0c3fdd77dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なな | 作成日時:2019年1月14日 21時