生きる 【3A】 2

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sideなし_____






「なんだよ……どうせ、
だせぇ、とか思ってんだろ、」






『……別に、思ってない……！』




「じゃあなんなんだよその目は！！」




『……ごめん、と思って……』




「あ！！？？なんなんだよそれ！！」




『私が！！！

私が、ちゃんと里見くんと、……いや、クラスメイトと！！

向き合っていれば
澪奈があんな目に遭わなかったのなら、


私だって悪いから！！！』





「……別にお前が悪いとかそういうのが言いたい訳じゃねぇよ！！」




『……じゃあ何？！

さっき私のせいだって言ったじゃん……

里見くん、どうしたいの？

私は、……どうしたら良かったの？

ねぇ……教えてよ……

どうしたら澪奈を傷つけなくて済んだの……？









ねえ、どうしたら、


澪奈は死なずに済んだの……？』









「……俺だって……わかんねぇよ……」





『そんなの……、酷いよ……っ、

やっぱり里見くん、無責任だ……っっ』








なんとも言えない感情が渦を巻いていた。




Aのことが好きだから、

Aには手を出さず、景山に手を出してしまった里見。



良かれと思ってやったことが

自分のためにやったことが、

こんなことに繋がるとは誰が想像しただろう。





いや、本人が、1番分かっていたはずだ。





.







景山を傷付けたらその分だけ、

自分の好きな人も傷付いてしまうということを。





.






Aが床に突っ伏して泣きだすと、


茅野が駆け寄って背中をさすった。







「Aっ、……」

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