生きる 【3A】 2

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茅野side______


俺じゃない、俺じゃない、って、


まるで責任逃れするような言い方に


腹が立つ。





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_____ガタッ





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その時、


Aが徐ろに立ち上がり、

里見くんの席に行った。





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里見「……あ？

なんだよ今更。」




Aは、里見くんの机にバンッ、と手をついた。




『……ねぇ、どうして……？





どうして私じゃなかったの！？！

なんで、澪奈なの……？

私に文句あるなら、直接私に言いなよっ！！！

なんで、盗撮されるのも、

傷つくのも、

そんな目に遭うのは
全部澪奈なの……


そんなに恨みがあるなら、

私を盗撮でもなんでもすればよかったじゃん……ッッ！！！！』






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シン、と静まり返る教室。


Aの力のこもった言葉に、何か刃物を刺されたかのように胸が熱くなる。






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里見くんはなにも言わずに


冷めた目で彼女を見ていた。





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泣きながら訴える彼女を。





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柊「Aと景山とお前の間になにがあったのかはこの際どうでもいい！！！

俺が知りたいのはひとつだけだ！

お前は、本当に景山が苦しむ姿を見たかったのか。



それが！！！！！


お前の、明日を生きる活力になったのか！！！」







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里見「……活力ってなんだよ……」



里見くんはくだらなそうに笑った。

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