Day-3 ページ24
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『……ん……』
目が覚めた。
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何してたんだっけ、
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そうだ、あれから寝ちゃって……ってここどこ、暗！
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目を開けると、真っ暗な空間。
しかし、何処か温かくて安心する。
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「……んー、目、覚めたか？」
『……！？』
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聞き慣れた一颯先生の声が頭上から降ってきて、
え、いまどういう状況なの、？
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『……あの、先生？これ、どういう？』
「……そうそう、A寝ちゃってさ。
ちなみに今、まだ深夜の２時。
まだ、寝てていいよ。」
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先生の低い声が心地よい。
暗闇で目が慣れてきたかと思うと、
『……え！？！？』
そう、お腹のあたりに先生の手がある。
寝ている私の後ろから先生に抱きしめられる形で。
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「あぁ、ごめんなぁ〜？
まさかAと寝られるとは思ってなくて。
布団1枚しか用意してなかったんだよ。」
そういう問題じゃなくない！？
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『〜〜っ、』
「ふっ、なんだ、照れてんのか？」
そう言って私の髪を撫でる先生。
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先生と一緒に寝てるというこの状況。
不思議と嫌じゃない。
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『あ、先生。』
「ん？」
『目が覚めたらトイレ行きたくなってきちゃって。』
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先生は無言で腕の力を弱めた。
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起き上がって、スカートを直して、
準備室のドアに手をかける。
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先生はまだ眠たいのか、布団に入ったままだ。
『…先生、行ってくるね。』
「……ああ、ちゃんと戻って来いよー。
丑三つ時の学校なんて、居ることないだろ？
……変なものに出会わないように。」
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変なもの……お化けのこと？
『…先生、私お化けとか信じてないし。
怖くないからね。』
そう、可愛くないことにお化けなんて全然平気なタイプでして。
こういう時、"怖いから先生も一緒についてきて〜"
なんて言えたら可愛らしいんだろうが。
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「なあんだ、……意外。
……Aは……、」
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何かを言いかけた先生に、
『……はい？』
「……」
聞き返したけど返事がない。
寝ちゃったのかな。
私はそのまま準備室を後にしてトイレに向かった。
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なな(プロフ) - さらさん» 里見くんの主人公ちゃん愛を前面に出してみました…！そうなんですよね(^.^)いえいえ、此方こそコメントありがとうございました〜！ (2019年1月23日 22時) (
レス) id: 0167e96a69 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - ゆあさん» お仲間だーー！嬉しいです(^｡^) (2019年1月23日 22時) (レス) id: 0167e96a69 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - リディア94さん» 先生との話も回をおうごとに進んでいくと思います〜！お楽しみに！コメントありがとうございました^_^ (2019年1月23日 22時) (レス) id: 0167e96a69 (このIDを非表示/違反報告)
さら(プロフ) - もう3話最高ですね。里見くんの今からでも付き合おうとするところがなんか好きです！先生もいいけど里見くんも捨てがたいですね。沢山の更新ありがとうございます。 (2019年1月23日 6時) (レス) id: ad66da0832 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - ななさん» え、めっちゃわかります！私も柊先生の次に里見くん好きなんです！← (2019年1月23日 1時) (レス) id: 0c3fdd77dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな
| 作成日時：2019年1月14日 21時
