生きる 【3A】 2

. (Day-2 続き) ページ1

_____sideなし



柊は

スッと腕を捲ると
リモコンに指を添える。





熊沢「やめてよぶっきー！！！！」

花岡「ちょっと待って私たち関係ない…っ！」

堀部「本当だよ、やったの男子ですよ！？」

女子の声に、



「あ？」

「俺だって関係ない！」

「こいつがいけないんだよ！」

「人のせいにすんじゃねぇ！！」




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また始まってしまった、責任のなすりつけ。





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教室内はたちまち言い合いになり、

"お前のせいだ"のおうむ返し。









「……はーいはいはい！」


見かねた柊が手を叩くも、静まる様子はなかった。






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そして柊はすぐ前にあった机を持ち上げると、

黒板の方に向かって投げた。



「お前ら聞けっ、おい！！！！！！」




柊の怒号と、机が落下した時の大きな音。




そうしてやっと場が静まる。




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「これは、…連帯責任だ。」



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=(イコール)全員に死んでもらう

ということだった。




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「さ、…死んでもらおうか。」




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リモコンに手をかける柊。


彼の目に "冗談"の色など微塵もない。






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発された急な全員暗殺宣言に


生徒たちの顔は一気に硬直した。




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あちらこちらから悲鳴が上がる。





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「どうせ はったり だろ！！！」





この状況で声をあげたのは、






甲斐。

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