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すると、

ドアが乱暴に開いて



「さあそろそろ約束の時間だぞーー!!」



と、一颯先生が入ってきた。



「どうだぁ、やり逃げXさーん。
名乗り出る気になったかー?ん?」





先生の声色は何処か楽しそうだった。





.





しかし、



シーンとクラスは静まり返ったままだ。




誰も


声を、
手を、

あげる様子はない。


.




「んー……しょうがないなぁ。

じゃあ、誰かに裁きを受けてもらうか。」




.




その声にみんなの顔が一気に強張る。

空気が緊張に包まれたのがわかった。



「だぁーれーにーしーよーおー…」

________ブーブー



.



その時、先生の胸でスマホのバイブレーションが鳴った。





「……あ、悪い悪い、
携帯の電源切るの忘れてた……」




先生は取り出したスマホのディスプレイを見ると、

顔から表情がサッと消えた。







そして、恐る恐るスマホを耳に当てた。




「……もしもし……」







.





先生は目を見開くと、窓の方に走っていった。




付近にいた女子たちが先生から離れるように後退りした。







「…なんで警察が……文香の携帯を……」







フミカ……?





「…彼女と話したのか?!何を話した?!」




明らかにさっきの余裕そうな表情が無くなり、
焦っている様子の先生にみんなは怪訝な顔を浮かべている。






「答えろ!!!!」



先生は窓の外を見たまま、叫んだ。




.






「文香に……」


先生が言いかけたところで、男子たちが後ろから先生に襲いかかった。



先生が他のことに気を取られていて、滅多にないチャンスだと思ったのだろう。





.




.





男子3,4人係で床に押さえつけられる先生。



『……っっ!』



先生に駆け寄ろうとした私を
さくらが押さえた。

さくらは静かに、悲しそうな顔で首を横に振った。



行かないで、と言われているようだった。

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設定タグ:菅田将暉 , 柊一颯 , 3年A組   
作品ジャンル:ミステリー
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- ページ32の、マインドボイス、通称“マイボ”と言うところで、マイボ、ではなくて“マイボイ”です。これからも頑張ってください。 (2019年5月5日 8時) (レス) id: cb1f0a8444 (このIDを非表示/違反報告)
和苗 - Day-2も楽しみにしてます! (2019年1月13日 23時) (レス) id: 7721ae642c (このIDを非表示/違反報告)
たー坊(プロフ) - 続き楽しみです(*´ー`*) 更新頑張って下さい*_ _) (2019年1月13日 18時) (レス) id: 765e39c43d (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - めっちゃすきです(;;)続き楽しみにしてます!! (2019年1月13日 2時) (レス) id: 50485c4a3d (このIDを非表示/違反報告)
和苗 - とっても面白いです!!!!更新頑張ってください! (2019年1月11日 23時) (レス) id: 7721ae642c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なな | 作成日時:2019年1月7日 1時

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