生きる 【3年A組―今から皆さんは、人質です―】

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そして、

間も無く配られたパンを食べていると、






私の机に何者かがぶつかり、私のパンは下に落ちた。



そして、



さくらのパンを強引に投げ捨てた。





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...それは、目を赤く腫らした涼音ちゃんだった。



「……許さない……

あんたが答えを外さなきゃ蓮は死なずに済んだ！

あんたのせいで！！……っ」





さくらを殴ろうとする涼音ちゃんを周りにいた人たちが止めてくれた。




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「やめなって！」


「…あんたのせいだ！！！！

あんたのせいで蓮は死んだんだ！！！！」





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涼音ちゃんに罵声を浴びせられながら
小さく震えるさくらに寄り添い、手を握る。




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『…大丈夫、大丈夫だよ、さくら。』




そう声をかけながら、手を握って

背中をさすってあげることしか出来なかった。







「なんなのよ、あんただって悪いのよ！！！
1番近くにいたくせに！！！ぶっきーに贔屓されてたくせに！！ぶっきーのことちゃんと止められなかったから！！！！あんたの命投げ出してまでも止めてよ！！！！」



その涼音ちゃんの指は私に指されていた。






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命投げ出してまで……か。

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