両手に花で行きましょう！２【名前変換オリジナル】 (ページ4)

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瑠衣「部長！！なんでこの人が…」

部長「また西高と練習試合をすることになったんだ。その為の打ち合わせ」

瑠衣「またですか…！？」

部長「まぁ、うちと西高は兄弟みたいな関係だからなー」

確かに北高と西高は昔から練習試合を沢山していた。

切磋琢磨する関係

でもまさかこんなすぐに会うことになるとは

まぁ、私の事なんて覚えてないだろうけど

雛人「次の試合場所は北高でいいっすよね？」

部長「良いっすよ、審判もこっちで出すんで」

雛人「了解でーっす、北高の体育館って結構綺麗なんすね」

彼が当たりを見渡すと、耳に着いたピアスがカランと音を鳴らした。

彼の存在がかなり大きくて、みんなが彼のことを見ていた。

雛人「ところで……」

彼はキョロキョロしていると、私の方を見て止まった。

雛人「あ！いたいた」

え？

雛人「見つけた〜！い・ち・か・わ・さん♡」

な、なにー！？！？！？！？！？！！

部長「あれ、Aと知り合い？」

雛人「いや？ちょっと借りがあってね」

「別にあれは……」

彼が私に近づくと、私の前に瑠衣くんが割って入ってきた。

瑠衣「なんすか」

雛人「君、エースの瑠衣くんだよね？この前凄かったね」

瑠衣「……」

なんやら不穏な空気が二人の間に流れる。

雛人「好かれてんだね、市川さん」

「は、はぁ…」

才川雛人、バレー部で突出した実力のエース

初対面の時もダルそうな態度だったし

試合の時にあっても文句ばっかり言われたのに

……どうして

雛人「じゃあ、次の試合お願いしまーす」

部長「はーい、お疲れさん」

次の試合でまた会ったら…もっとイメージが変わるのかな？

この人は特によく分からない。

雛人「あ、市川さん！」

「え？」

雛人「ばいばい、また会おうね」

本当に、よく分からない人