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【ab side】
特別に裏口から入らせてもらって、薄暗い中を歩くマネージャーについていく。
やっとそこに見えためめの姿は、遠くからでも痛々しく、やつれて見えた。
sk「っ、めめっ！」
佐久間が廊下中に響き渡る大きな声を目黒に向ける。
めめは確かにその声に肩を弾ませたのに、その顔を一向に上げようとしない。
ab「めめ？遅くなってごめんね。阿部と佐久間だよ？」
sk「めめー、大きい声怖かった？ごめんね？
でも、さくまさんの方見てほしいなー」
佐久間とめめの前にしゃがんで話しかけてみるけど、その視線がぶつからない。
どうしよう……と、
sk「めめっ！！こっち見ろ！ 1人にならないで！！」
そう言ってめめの頬を両手で抱き、強引に顔を上げさせたのは佐久間。
やっと見えた目黒の顔は、佐久間の行動による驚きよりも"絶望"が勝っているような、とても簡単には推し量ることのできない顔。
目黒は泣いていないのに、その顔を見た俺らが泣きそうだった。
佐久間はそんな自分をめめに見せないように、そしてめめの心を開かせたいと思ったんだと思う。
勢いよくめめに抱きついた。
俺も近づいて、めめの隣に座り、背中をなでる。
sk「めめお願い。1人で苦しまないで。めめにもお兄ちゃんいっぱいいるから。
めめがラウにいつも言ってくれてる通り、俺らはめめの苦しむ姿も見たくないんだよ。」
長い静寂の後聞こえたのは、待ち望んだ目の前の彼の声。
ただ、その声はあまりにも"悲しみ"で染まっていたのです。
mg「…こーじ、俺のこと守って刺されたんです。」
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葉桜(プロフ) - ゑさん» ありがとうございます！ (2021年8月7日 12時) (
レス) id: 7d1a4e7666 (このIDを非表示/違反報告)
ゑ(プロフ) - いえ！今の路線でも十分すぎるほどお話の展開が面白く、担当構わず楽しませて頂いてます！笑 これからも無理のない範囲で頑張って下さい！ (2021年8月7日 1時) (レス) id: 7b222a0e4e (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - ゑさん» コメントありがとうございます！白ちゃんとなると、ご期待に沿えるか微妙かもしれませんが（汗）、これからもゑさんに楽しく読んでいただける作品になるよう、頑張ります。 (2021年8月7日 0時) (レス) id: 254c810830 (このIDを非表示/違反報告)
ゑ(プロフ) - 白ちゃんの病系(?)が好きなので、勝手にこれからの展開が楽しみです！笑主様のお話大好きで、いつも楽しく拝見させて頂いております！これからも、頑張ってください！ (2021年8月6日 0時) (レス) id: 7b222a0e4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉桜 | 作成日時：2021年7月21日 0時
