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【ab side】
dt「ごめん･･･」
なんとか眠れているめめをソファーの上で横にならせて、俺たちもやっと少し落ち着いたところで聞こえたのは舘様の声。
ab「うん？」
dt「俺さ、ここに来る車の中で言ったの。我慢しないで、って。
そしたら目黒に、してるつもりない、って言われて。
そうなったら俺が、小さな変化も絶対に見逃さないようにしなきゃって心に決めたのに。
結局2人が来るまで何もできずに、目黒に苦しい思いもさせて・・・
申し訳ない、し、情けないわ。」
こんだけ長く一緒に過ごしてきても、こんな舘さんを見たことがあっただろうか。
その力の限りで握り込んだ拳が真っ赤だ。
痛いよ、そんなことしたら・・・
nb「、、、んなこと誰も思わねーよ。」
ab「、、うん。」
nb「確かに、最初気づけなかったって聞いた時は、は？って思ったよ。」
dt「うん。ごめ、」
nb「っでも、あのキッチン見て、目黒においしいもん食べさせたいってあんな手の込んだことしてたの知って、何も責めらんねぇ。
やっぱり涼太すげぇって、本気でそう思った。」
ab「最初から上手くなんて無理だって、今までの俺らが教えてくれたじゃん。
でも、真っ直ぐな思いはいつか実を結ぶっていうのも俺らは知ってる。
そうだよね？」
nb「だから、今俺らが折れたらダメ。な？」
dt「・・・ごめん。」
nb「だぁーーっ、もう謝んなって。
てか、キッチンあのままで大丈夫か？」
dt「あぁ・・・、せっかく目黒寝れてるから寝かせておきたいよね。
キリいいとこまで進めてくる。
あ、2人先食べる？」
ab「いや、めめと一緒に、出来たてで食べたいな。
簡単につまめるものは買ってきたから、お腹空いたらそれ食べるし。
ね、翔太、いいよね？」
nb「おう。俺らにまで気遣うな。」
dt「うん、じゃあそうさせてもらうね。」
ab「ちなみに舘様、夜ご飯なにー？」
dt「グラタンとスープかな。」
nb「目黒の好物か。」
ab「舘様の作るグラタン、おいしそう！」
そんな和やかになりつつある雰囲気で、さっきから引っかかっている胸のざわめきが大きくなっていく。
いよいよ目をそらしていられなくて、口に出す決断をした。
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葉桜(プロフ) - ゑさん» ありがとうございます！ (2021年8月7日 12時) (
レス) id: 7d1a4e7666 (このIDを非表示/違反報告)
ゑ(プロフ) - いえ！今の路線でも十分すぎるほどお話の展開が面白く、担当構わず楽しませて頂いてます！笑 これからも無理のない範囲で頑張って下さい！ (2021年8月7日 1時) (レス) id: 7b222a0e4e (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - ゑさん» コメントありがとうございます！白ちゃんとなると、ご期待に沿えるか微妙かもしれませんが（汗）、これからもゑさんに楽しく読んでいただける作品になるよう、頑張ります。 (2021年8月7日 0時) (レス) id: 254c810830 (このIDを非表示/違反報告)
ゑ(プロフ) - 白ちゃんの病系(?)が好きなので、勝手にこれからの展開が楽しみです！笑主様のお話大好きで、いつも楽しく拝見させて頂いております！これからも、頑張ってください！ (2021年8月6日 0時) (レス) id: 7b222a0e4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉桜 | 作成日時：2021年7月21日 0時
