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【mg side】
kj「っ、めめっ！！！」
いきなり康二が抱きついてきた。
それ自体は珍しいことではないのに、心臓の音が急にうるさい。
いつもと違う、その理由はすぐに分かった。
mg「こう…じ……？」
康二の体が俺の手から滑り落ちる。
その瞬間は、まるでスローモーションそのものだった。
手には生ぬるい感触。
それは紛れもなく、康二の、血。
mg「…康二っ！？ 何で…！！」
辺りが騒がしくなる。
でも、そのすべてが自分の意識からかき消される。
パニックでどうにかなってしまいそうなとき、かすかに聞こえた康二の声に、とっさにしゃがんだ。
康二の手が俺に伸びる。その手を、迷わず掴む。
kj「めめ…けが、ない？」
mg「ないっ、ないよ。…っ」
kj「そっか、よかった。」
"何で"とは聞けなかった。
最後まで言わせるまでもなく、痛いほど分かっていたから。
彼はどこまでも優しさのかたまりで、誰かのためになら自分を犠牲にすることも厭わない人だと。
mg「康二、ごめん…！康二、康二……」
kj「だいじょうぶやって。めめ置いて、死なへんよ。」
そのとき、少し遠くで捕らえられた女が叫んだ言葉は、第二の刃となって再び突き刺さった。
「消えろ！加入のくせに！！」
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葉桜(プロフ) - ゑさん» ありがとうございます！ (2021年8月7日 12時) (
レス) id: 7d1a4e7666 (このIDを非表示/違反報告)
ゑ(プロフ) - いえ！今の路線でも十分すぎるほどお話の展開が面白く、担当構わず楽しませて頂いてます！笑 これからも無理のない範囲で頑張って下さい！ (2021年8月7日 1時) (レス) id: 7b222a0e4e (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - ゑさん» コメントありがとうございます！白ちゃんとなると、ご期待に沿えるか微妙かもしれませんが（汗）、これからもゑさんに楽しく読んでいただける作品になるよう、頑張ります。 (2021年8月7日 0時) (レス) id: 254c810830 (このIDを非表示/違反報告)
ゑ(プロフ) - 白ちゃんの病系(?)が好きなので、勝手にこれからの展開が楽しみです！笑主様のお話大好きで、いつも楽しく拝見させて頂いております！これからも、頑張ってください！ (2021年8月6日 0時) (レス) id: 7b222a0e4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉桜 | 作成日時：2021年7月21日 0時
