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【iw side】

俺らが病院に着いた時、目黒は手の切り傷の処置を受けていていなかった。
阿部はその付き添いで、康二がいる処置室の前には佐久間ただ一人。

iw「なに、目黒も刺されたってこと?」
sk「いや、そう、俺もそう思ってさっきマネージャーくんに聞いたらそんな風には見えなかったって。
確証はないけど、多分康二に刺さってたナイフの刃を触っちゃったんじゃないかって言ってた。」

ru「刺さってたナイフの刃…」
fk「ラウ。ここに連れてきたのは俺だけど、辛かったら聞かない方がいいよ。 あっちのベンチ行く?」
ru「ううん。大丈夫。
めめ、どんな感じなの?その…傷、じゃなくて…心?」

sk「……正直に言うね。

俺は、あんなに弱ってるめめ、初めて見た。」



自ら踏み込んでいくラウにさっきまでの面影はない。
その切り替えに感心しながら、心配の対象が目黒に向く。

目黒は、俺が知る中では、かなり強い心の持ち主。
グループの士気が下がりそうなときやメンバーが弱っているとき、目黒がすっと隣に来て、前向きな言葉をくれたことは一度や二度じゃない。


sk「でもね、めめ泣かないの。
多分、泣けないの。自分ばっかり責めて、苦しんで。」


目黒ってさ、人に頼られるのは上手いけど、人を頼ってるの、あんまり見たことないんだよな。
そんな目黒が、なんやかんやで一番頼ってたのが、康二だったんだよな…。





nb「あ、ランプが…」
ru「…っ、康二くんっ!!」

〔手術中〕のランプが消えた。
先に出てきたのは、お医者さんの先生。

医者「向井さんのお連れの方、あ、メンバーさんですかね。
命に別状はありませんが、しばらく目は覚まさないと思います。
後ほど病室にご案内させますね。」

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葉桜(プロフ) - ゑさん» ありがとうございます! (2021年8月7日 12時) (レス) id: 7d1a4e7666 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いえ!今の路線でも十分すぎるほどお話の展開が面白く、担当構わず楽しませて頂いてます!笑 これからも無理のない範囲で頑張って下さい! (2021年8月7日 1時) (レス) id: 7b222a0e4e (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - ゑさん» コメントありがとうございます!白ちゃんとなると、ご期待に沿えるか微妙かもしれませんが(汗)、これからもゑさんに楽しく読んでいただける作品になるよう、頑張ります。 (2021年8月7日 0時) (レス) id: 254c810830 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 白ちゃんの病系(?)が好きなので、勝手にこれからの展開が楽しみです!笑主様のお話大好きで、いつも楽しく拝見させて頂いております!これからも、頑張ってください! (2021年8月6日 0時) (レス) id: 7b222a0e4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葉桜 | 作成日時:2021年7月21日 0時

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