プロローグ【現在】 ページ1
mg「康二！康二…！」
kj「だいじょうぶやって…めめ置いて、どっか行ったりせえへんよ…」
mg「ハッ！！！……ハァ、ハァ」
夢か、フラッシュバックか。
脳裏に焼き付いて離れないその景色と声は、あの場所から目黒の意識が未だ離れられていないことを意味していた。
番組のロケ収録中だった。
向井・目黒・ラウールの加入組をよく思わない人による、衝動的な犯行。
周りを見ることに長けている康二が先に異変に気づき、とっさに目黒を守り、刺された。
それから3日が経とうとしているが、未だ向井は目を覚まさない。
命に別状はないと言われても、再び目を覚ました姿を見るまで安心はできない。
散々他のメンバーに「目黒のせいじゃない」と言われたが、その意識を拭うことができなかった目黒は食事さえ喉を通らず、とうとう昨日倒れてしまった。
故にここは真夜中の病院。
昨日までは心配したメンバーが一緒に寝てくれていたが、今日は違う。
飛び起きたことに気づいてくれる人がいない寂しさはありつつも、隣には確かな存在。
目黒はおもむろにベッドを出て、もう一つのベッドの隅に腰を下ろした。
mg「康二、いきてる。…･あったかい。」
手を握ると確かに感じる温もり。
しかしその手に握り返す力がないことがまたも目黒の心を痛ませ、ポロポロとこぼれ落ちた涙はそのままに、気を失うように目黒は再び眠りについた。
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葉桜(プロフ) - ゑさん» ありがとうございます！ (2021年8月7日 12時) (
レス) id: 7d1a4e7666 (このIDを非表示/違反報告)
ゑ(プロフ) - いえ！今の路線でも十分すぎるほどお話の展開が面白く、担当構わず楽しませて頂いてます！笑 これからも無理のない範囲で頑張って下さい！ (2021年8月7日 1時) (レス) id: 7b222a0e4e (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - ゑさん» コメントありがとうございます！白ちゃんとなると、ご期待に沿えるか微妙かもしれませんが（汗）、これからもゑさんに楽しく読んでいただける作品になるよう、頑張ります。 (2021年8月7日 0時) (レス) id: 254c810830 (このIDを非表示/違反報告)
ゑ(プロフ) - 白ちゃんの病系(?)が好きなので、勝手にこれからの展開が楽しみです！笑主様のお話大好きで、いつも楽しく拝見させて頂いております！これからも、頑張ってください！ (2021年8月6日 0時) (レス) id: 7b222a0e4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉桜 | 作成日時：2021年7月21日 0時
