英霊が三人 ページ5
ロ「話は以上だよ。また藤丸君の体調とかを考慮してレイシフトする日を君に連絡するね。」
響「はい・・・。あの、ロマニ。」
ロ「なんだい?」
話終わったロマニはデスクの方を向きパソコンと睨めっこしていた。だが、響に話しかけられてパソコンから目を離すと響の方を見る。
響は言いづらそうに目を泳がしていた。
ロ「どうかしたのかい?あっ!もしかして体調が優れないとか?!なら医務室に。・・・ん?響ちゃん?」
優しく笑いながら声を掛けるがなかなか返答しない響に体調を崩したのではと勘違いしたロマニは一人で慌てていた。離れた所で見ていたダ・ヴィンチは小さくため息をついた。
響「体調が悪いわけではありません。ただわからないんです。なんで、ボールス卿は私を選んだんでしょうか、たしかに私はあの時助けを乞いました。でもそれは彼が私を助ける理由にならないのです。」
ロ「それは彼本人に聞く方が良い。」
その言葉の後何故か追い出された(解せぬ)
とぼとぼと歩いていると厨房の女神ことブーティカが前から皿に白い布をかけた何かを持って歩いていた。
響「おはようございます。ブーティカ。」
ブ「あら、響ちゃん!おはよう。実はさ、今日のおやつに新しくお菓子を作ってみたんだけど味見してくれないかな?」
響「良いですよ。」
ブーティカは笑みを深めるとその布を取った、中身はクッキーのようだ。でも、よく見ると所々の色が違う食べてみると味も違う。
響「おいしいです!」
ブ「良かったわ〜、響ちゃんに好評ならマスター君にも好評ね!!ありがとう響ちゃん。」
響「いいえ、どういたしまして。」
ブーティカはルンルンしながら廊下を進んで行く、藤丸が頬を緩ませながら頬張る様が目に浮かぶ様だと響はほくそ笑む。
その午後、管制室に緊急呼び出しを受けて藤丸とマシュ、響は管制室に急ぐ事になる。
この時だけはエミヤも「廊下は走るな!」とは言わなかった。(当たり前だけど)
管制室はいつも以上にピリピリしていて、謎の殺気が飛び交っていた。それだけ、急だったのだろう。
余り良い記憶がないコフィンに近づく、プシュゥゥと言う音と共に蓋が開く、藤丸君達は慣れているのかコフィンの中に足を入れる。
響もコフィンの中に入る、蓋が閉じると共に目を閉じる。
無機質なアナウンスが流れて謎の浮遊感を感じる。
ー行く先は1273年。聖都・キャメロットへー
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咲夜(プロフ) - 猫又さん» ありがとうございます!!面白いと言って下さりとても感謝です!! (2020年1月5日 19時) (レス) id: 938be23afb (このIDを非表示/違反報告)
猫又(プロフ) - 物語面白かったです!続き楽しみにしてます!(*´∀`*) (2020年1月5日 18時) (レス) id: 7e9123f40b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲夜 | 作成日時:2019年12月17日 23時