英霊が一人 ページ3
ー君はそれでも良いのかい？ー
ひとつうなずく。
辺り一面が白い世界で響は��彼��と話していた。
ー改めて、俺の名前は×××ー
「えっ？ちょっとまってごめん、もう一回言って？」
彼が自身の名前を言おうとした時、白い世界に眩い光が天から差し込む。同時に響自身も上に引っ張られる感覚に襲われる。
咄嗟に手を彼に伸ばす、しかし彼は微笑を浮かべてこちらを見ているだけだった。
あまりにも眩しすぎた為、響は目を閉じる。
「バイタル値は安定してます。」
「魔力も安定してます。」
意識がゆるゆると浮上していく、目を開けると驚きで目を見開いている男女を見つめる。
白い壁に白い天井。あの白い世界に似ていると響は思った。
一瞬、その部屋には静寂に包まれる。
響のバイタル値を確認していたうちの一人がその部屋から慌てて出て行く。もう一人の職員は何かを響に話しかけていたが、響自身は聞いていなかった。
響(えっ？私生きてんの？！)
機械音がして扉が開く。
響「ロマニ、ダ・ヴィンチちゃん。」
ダ「随分と遅いお目覚めだね。響ちゃん」
響「うん、久しぶり。」
ロ「ゴホン！積もる話も後にして、少しだけ良いかい？響ちゃん、いやボールス卿。」
響「・・・うん。良いよ。私が眠っている間に何があったか教えて、ロマニ・アーキマン。」
唐突にボールス卿と言われても、すんなりとその言葉を飲み込めた。
ロ「いきなりだけど、君は確か技術班だったよね？」
響「そうですけど？」
ロ「戦闘班に加わらないかい？と言うか、藤丸くんとマシュの力になってもらいたい。」
確か、あの時の子たちだなと思いながらロマニの話に耳を傾ける。
ロ「それと、マシュがデミ・サーヴァントだって知ってるよね？君もそうなんだ。」
響「えっ？」
ロ「君の中にいる英霊は円卓の騎士の一人。ボールス卿だ。聖杯探求で聖杯を見つけ出した３人の騎士の一人であのランスロット卿の従兄弟だ。」
暫くして、私の部屋に通された。基本的に内装はどれも同じのようである。
向かう途中で食堂や管制室の場所を伝えられた。
さっきベットから出たばっかりだが、部屋の中にあるベットに顔を埋める。
今日は色々疲れた。起きてすぐに響自身がデミ・サーヴァントである事を告げられて人理修復に力を貸して更に、戦えと言われた。
今のこの僅かな安らぎの時間は響に与えられた最後の安らぎの時間であった。
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咲夜(プロフ) - 猫又さん» ありがとうございます！！面白いと言って下さりとても感謝です！！ (2020年1月5日 19時) (
レス) id: 938be23afb (このIDを非表示/違反報告)
猫又(プロフ) - 物語面白かったです！続き楽しみにしてます！(*´∀｀*) (2020年1月5日 18時) (レス) id: 7e9123f40b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲夜 | 作成日時：2019年12月17日 23時
