英霊が十二人 ページ14
ロ「これが、この時代の中心。聖地があった場所か。」
響「すごい。」
目の前には、清らかさを見せ付けるかの様にどこまでも白い壁が聖都を取り囲んでいた。
響「誰ですか？其処で盗み見ているのは？」
「へへへ、これは上玉だ。砂漠から来たのかい？」
響「追い剥ぎですか？関心できませんね。」
「聖抜の儀に駆け付けたのかい？なら帰んな。身ぐるみ全部剥いだからな！！」
ダ「弱者を食い物にする連中は私が許さない！藤丸君、こらしめてやりたまえ！！」
藤「任せて！あっ、響さん。峰打ちで。」
響「わかってるよ。」
響「あーらー、よっと！」
「まいったまいった！！降参、降参だ！」
響「ふむ、貴方。ムスリム?商人ってやつですか?」
「嬢ちゃん。懐かしい名前をだすね。・・・・ところで、引き返せと言う忠告はほんとうだぜ。」
それだけ言うと、追い剥ぎは尻に帆をたてて逃げてしまった。ロマニの助言で響たちはマントに身を包む。
響「いきなり、昼になった！！」
ロ「それに、騎士が出てきたし、高濃度の魔力を感じる。」
いきなり昼になって驚いたのは難民達も同じの様である。そんな中、門の中から一人の騎士が出てくる。
「落ち着きなさい。これは獅子王がもたらす奇蹟、獅子王から賜った��ギフト��」
難民からは歓声が上がる中、騎士は不穏な言葉を言う。
��獅子王の赦しが与えられるか否か��
次の瞬間、他の騎士達が難民に斬りかかる。完全にパニックに陥ったなかで、藤丸は突破口を切り開く為に戦い出した。
響「やぁぁぁ！！」
剣を横に振るう、鎧に弾かれる衝撃で体を旋回させて兜と鎧の隙間から覗く首元に剣を刺し、他の騎士を回し蹴りで飛ばす。
マ「ふっ！」
盾を振り下ろし、体制を崩し飛ばす。
難民「やったぞ！仲間割れしてる間に逃げるぞ！」
騎士「アグラヴェイン様に報告せよ、サーヴァントによる妨害を受けてる。」
ロ「もういい、逃げるだ！増援が来る。」
マ「でも、私達が戦わないとみんなが！！」
響「誰かが、東側を破った！！」
ロ「確かにそうだね。これで少しは楽になれるぞ！」
「待って！その子もどうか聖都に！！」
騎士「駄目だ。その子は選ばれてない。」
騎士は子供を斬ろうとするがそれを母親らしい女性が庇う。母親はそれ以降動かなかった。
騎士「母親共々、殺してやる！！」
マ「うわぁぁぁぁぁぁぁ！！」
マシュがその騎士を飛ばして子供を助けた。響はかわりに騎士達の前に立った。
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咲夜(プロフ) - 猫又さん» ありがとうございます！！面白いと言って下さりとても感謝です！！ (2020年1月5日 19時) (
レス) id: 938be23afb (このIDを非表示/違反報告)
猫又(プロフ) - 物語面白かったです！続き楽しみにしてます！(*´∀｀*) (2020年1月5日 18時) (レス) id: 7e9123f40b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲夜 | 作成日時：2019年12月17日 23時
