彼が消えて早5年。今私は...6【降谷零・安室透】

238.sideコナン ページ40

観覧車の内部へと滑り込めば、車軸に爆弾が仕掛けられていて。








どうするか考えを巡らせ、ここには赤井さんがいることを思い出した。









赤井さんを探し回って上へと登っていけば、何やら怒鳴り声が飛び交っていて、その内容に思わず白目を向いてしまったのは仕方がなかっただろう。









...今する会話かそれ！？？？









「もうよせ！！」









「もう降参ですか！？？許しませんから！！赤井ずるいぞ！！！俺だって...俺だって！！！」








「第2Rと行きましょうよ。決着をつけましょう。...あの子達に近付くな！！！」









「チッ...！！それは断る！！！！」









2R目が始まりそうなその会話に、声を上げてわりこめば、2人が揃って下をのぞき込んできた。







「コナンくん！？何故ここに！！」









「安室さんこそ！！...そんな事より車軸に沿って爆弾が仕掛けられてるんだ！！！早くしないと爆発しちゃう！！」







「なんだと...！？FBIとそっちに向かう！！」









顔を引っ込めた彼らは、1分しない内に俺の所まで降りてきてくれた。






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2人と合流して、爆弾の前で軽く情報の共有と作戦の提示をする。









どうやら爆弾は安室さんが解体してくれるらしい。道具が入っているらしい袋を安室さんに投げ渡した赤井さんは、マイペースにその場から立ち去った。









「まったく...！！どいつもこいつも...」









そんな言葉を吐いた安室さんをおいて、俺もキュラソーの元へと走り出した。

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