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指示された順番通りに検査を終えて、疲れてまた眠ってしまった澪を抱えて病室へと戻った。
時刻は既に4時を回っていて、そろそろ透流と郁流に連絡を取らなければいけない。
澪をベッドに寝かせ、頭を軽く撫ぜてから電話をしてもいい場所まで向かう。
透流の持っている携帯に電話をかければ、あまり時間を置かずに通話が開始した。
「かあさん!!!」
「透流、朝ぶりだね。今大丈夫?」
「だいじょうぶだよ!!!いまもうはかせのいえにかえってきてるんだ!!」
「そっか。あのね?澪起きたんだけど、色々あるから今日はお母さん澪の所に泊まる事になったの。
それで、透流と郁流もこっちに来て泊まってもいいよって許可が出たから一緒に澪の所に泊まる事になったんだけど、いいかな??」
「おれはぜんぜんだいじょうぶ!!かおもいっしょにきいてたけど、だいじょうぶっていってる!!はやくみおにあいたい!!」
「わかった。そしたら、お母さん今からそっちに向かうから、一旦家に帰ってお風呂とか済ませて澪の所に戻ろっか!!」
「うん!じゃあまってる!!!」
よし、じゃあ後で。
そう言って電話を切り、ナースステーションに声を掛けてから病院を後にした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
阿笠博士の家の前でタクシーから降りれば、入り口で待ち構えていた透流と郁流が弾かれたようにこちらへ飛びついてきた。
そのまま私の足に抱きついた2人は、ぐりぐりと頭を擦り付けてくる。
「透流、郁流?どうしたの??」
訳が分からずそう声をかければ、うぅーーーという唸り声が聞こえてくる。
「今日行った水族館で色々あったのよ。」
「2人が怪しいって言ってる人と行動し始めちゃったりしたから…気を張ってて疲れちゃったんだと思う。」
そう2人の代わりに返事をしてくれたのは、ばっと飛びついてきた2人のいた所に立っているコナンくんと哀ちゃんだった。
詳しい事を話してくれるらしい。
ぎゅっとくっついて離れない2人の頭を撫でながら、コナンくんと哀ちゃんの話に耳を傾ける事にした。
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2806 - 227の一番最初の会話文名前変換がされません。 (2020年5月5日 23時) (レス) id: 9f4a8947a4 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 紫乃さん» もしノット生存だった場合は番外編書きますね!!続編もよろしくお願いします!!! (2018年9月15日 21時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 紫乃さん» コメントありがとうございます!!篠崎さんはもっと後に出てくる予定の重要人物かもしれません笑キュラソーに関してはネタバレになるのでノーコメントで笑ただ私も一応どちらのルートも考えているので迷ってます... (2018年9月15日 21時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - salomeさん» 了解です!!本編では、ハロは純黒の悪夢後に出てくる予定です!!番外編は書き次第のせます!!リクありがとうございます!! (2018年9月15日 21時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
紫乃 - 本編でキュラソーが原作通り死んでしまうのなら、番外編の方でキュラソーの生存ルートで三つ子や少年探偵団と仲良くしているお話が読みたいです...!勿論いつになっても構いませんので...!続編も応援しています!! (2018年9月15日 15時) (レス) id: ac941b5bc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空良 | 作成日時:2018年8月15日 21時