彼が消えて早5年。今私は...【番外編2】

サンタさんをさせられたキッド様と ページ35

クリスマス





sideキッド





Aさんに、3つ子へのプレゼントをサンタになって届けるというミッションを課された俺は、やるからには！！と意気込んで某ペンギンの格安店にてサンタクロースの仮装セットを購入していた。







買い物に着いてきた青子や白馬には仮装セットのあるエリアをウロウロしているのをみられ、そんな趣味が...？？と白い目で見られたが違う。







俺にそんな趣味はない。ただやるからにはだなぁ！！！！






慌てて2人に3つ子の為だと訂正を入れればホッと息をつかれた。友達(幼なじみ)がそんな趣味とかどうすればいいのかと思って...と言われた時には白目を剥きたくなった。








そんな趣味はねぇ！！！！！








そんな感じでどうにかサンタクロースの服装を準備し終えた俺は、その後にAさんの父親の件を探ってるであろう工藤新一こと名探偵の所へ行こうと考えてキッドの時の服装も準備した。








後は3つ子の所に行くだけだ。







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音を立てないように気をつけてAさんの家に入っていけば、寝室でぐっすりと眠る3つ子の姿があった。その横でAさんの母親らしき人も寝ているが、起きる気配はない。







その事に安堵しながら、Aさんから頼まれていたプレゼントをそっと枕元に置いていく。それと共に俺からのプレゼントである長靴に入ったお菓子も。








全てを並べ終えてそっと息をついた俺は、最後に一言、キッドらしい言葉を落としてからその場を後にした。








「MerryX'mas...！！！」







「ふふっ...彼がAの言っていたサンタさんね？？お疲れ様。ありがとう、サンタさん。」






そんな返答に、俺が気付く事は無かった。

お揃いを貰えて嬉しい→←あれになる話。

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