純黒if ページ27
後日家にやってきた零は、退院はしたものの、未だにあの時を思い出しては泣きそうになっている澪を抱き締めて口を開いた。
「澪?よく聞いて??」
「...ん。」
「あの重機あっただろう?...あぁ。思い出さなくていい。あそこから、遺体は発見されなかったんだ。だから、もしかしたら...」
「おねえさん、いきてるの!???」
零に抱きついて話を聞いていた澪は、バッと顔を上げてそう零に問いかけた。真剣な顔でそう問いかけた澪に、零も真剣な表情を返す。
「わからない。目撃情報が無いからな。...けど、きっと。彼女は生きている。...そんな気がしないか??」
ふっと表情を崩して笑った零に、澪も釣られて笑みを返す。うん、そうかもしれない。そう返した澪に、満足そうに笑った零。
「よし。じゃあもうめそめそするのは終わりだな??」
「うん!!!」
そうやって少し、元気を取り戻した澪にホッと息をついた私と零、そして透流と郁流だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「まま!!!!」
数日後、バタバタと走ってきて嬉しそうな表情をした澪に見せられた紙には。
小さなお姫様。
大切な約束をありがとう。
いつか、また。
【あお】
そう書かれていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー生存ルート。
まだ表に顔を出すのは組織の面も考えて危険なのでそっと手紙だけを残したキュラソー。
でも、そこに書かれた約束の文字と【あお】という名前からお姉さんからの手紙と分かり心底喜ぶ澪。
おねえさんと約束した!!と嬉しそうにしていた澪を思い出したAは、それを見て色々察しながらも笑って一言「良かったね。」と呟いて澪の頭を撫でた。
という所までが一応考えた生存ルートでした!!
読んでくださってありがとうございました!!
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ぷぅ(プロフ) - はい、ありがとうございます(#^.^#) (2018年11月4日 2時) (レス) id: d0100f321f (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - ぷぅさん» 激裏...書いたことが無いのでとりあえず他の方の作品読んで学んできます笑書けそうでしたら書きますが、無理..!!ってなったらごめんなさい!! (2018年11月3日 23時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - 番外編の方に半年前に二人が久しぶりに一つに繋がった時の激裏ストーリーを書いて欲しいんですけど可能でしょうか?もし可能であれば宜しくお願いします(´∀`) (2018年10月24日 16時) (レス) id: d0100f321f (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - salomeさん» ありがとうございます!!!たしか、ナタリーさんの子供と3つ子の話の後くらいにリクエストして下さいましたよね!!その位にいれておきます!! (2018年10月14日 22時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
salome(プロフ) - リクですが前に同期組と沖矢さんとハロの絡みを見てみたいという話覚えていますがハロを見た時どんな反応をしたり可愛がるのが見てみたいし名前の由来で盛り上がったりそこに降谷一家も交えてほしいです (2018年10月14日 19時) (レス) id: 31aa9c013b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空良 | 作成日時:2018年8月20日 9時