少年と少女。 (ページ14)

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嫉妬 1 ページ14

SUGA

日本での追加コンサートは無事に終わった。

ソランにはソランを愛するARMYの気持ちがちゃんと届いた。

涙を流したのはその嬉しさからだ。

NA「あれ？ユンギ！何してるの？お風呂？？」

いや、売店に行く途中だよ。

ホテルに着いて少し休んでから部屋を出ると、風呂上がりなのかほんのり顔が赤いソランに会った。

NA「すっごい大きなお風呂があってね、露天風呂もあるんだよ！！」

よっぽどテンションがあがったのか、身振り手振りで説明するソランはまるで小さな子供のようだった。

昔よりも少しだけ伸びた髪を耳にかけてやると、小さなピアスが見えた。

NA「何？何か変？」

いや、似合うなそれ。

NA「･･･ありがとう。」

恥ずかしそうにはにかむソランの頭を撫でてやると子供扱いするなーなんて言って膨れっ面になる。

さぁ喉も乾いたしそろそろ売店に行こうかな。

またソランの頭を一撫でして俺はソランのそばを離れた。

チラッと後ろを向けば小さく手を振るソランが見える。

俺も手をヒラヒラと振り前を向いて歩き出した。

部屋に誘えばよかったなー。

あーダメだ、今日はジニヒョンと同部屋だったな。

ならばいっそソランの部屋に行けば･･･。

って、それもジニヒョンがうるさそうだし、今日は諦めるか。