少年と少女。 (ページ11)

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2度あることは･･･ 1 ページ11

JUNGKOOK 「韓国語」『日本語』

カムバックを終え、日本での追加公演をする為に日本に来た僕達。

V『ニホンダーー！』

空港を出てバスに乗る直前、テヒョニヒョンが両手を広げてクルクル回り始めた。

NA『YES！ニホンデース！』

それをみたソランも真似を始める。

あーまたか。なんでこの人達は学習しないのだろう。

MA「そこの2人、さっさとバスに乗れ！」

マネージャーに首元を捕まれ、引きずられるようにバスに乗る2人を見て僕は思った。

ほらね。前にもやったじゃん。しかも2回。

もういいかげんやめたらいいのに。

あの2人アホなのかな？

口には出さないが生暖かい目で見る僕をジミニヒョンは笑っている。

JM「何を思ってるのか丸わかりだね(笑)」

バスに乗り込むと後ろの方にマンネ組が固まって座り、前の方にはヒョン組が座る。

最初ユンギヒョンがソランを連れて行こうとしたけど、断固阻止！

マンネ組だって頑張るんだ！

･･･マンネ組？そうマンネ組！

決して僕が隣にいて欲しかったわけじゃない。

NOA「ねぇ、狭いよー！もっとそっち行って！」

ソランが僕の方へグイグイ寄ってくる。

ちょっ、近い、近いから！

ソランから離れる為に、端の席に座るジミニヒョンを押しつぶす僕をみてテヒョニヒョンが大笑いしている。

最近、僕は変なんだ。

ソランがユンギヒョンといると嫌な気持ちになる。

2人の事は応援している。それは嘘じゃない。

そもそも2人が付き合うように後押ししたのは僕だし。

でも、あの時なぜかショックだったんだ。

でもショックは受けたけど、ソランには幸せになって欲しくて･･･

それなのに2人が一緒にいるのを見ると心が苦しくなる。

だから2人を離そうとするけど、ソランが僕のそばに来ると余計に心が苦しくなる。

僕はどうしたんだろう？

NA「ちょっと前の席に行ってくるね～」

そう言って離れて行くソランの腕を掴もうとしたけど、その手は空を切った。

歩く後ろ姿を見て、僕はまた苦しくなった。