誓い 1 ページ2
とある日の晴れた昼下がり、緊張する男がいた。
SG「あ"ー胃が痛い。吐きそう。」
そして別の意味で緊張する女の子がいた。
NA「・・・これ食べれるかな?」
2人の名前はユンギとソラン。
防弾少年団のメンバーであり、先日2人は恋人同士になったばかりである。
ピンポーン
ソランの家のインターホンが鳴る。
NA「はいはーい!」
ドアを開けると、ジソンとヒチョルが立っていた。
HC「よっ。ユンギは?」
NA「中にいるよー。」
JS「あれ?何か焦げた匂いしない?」
その焦げた匂いの正体は、ソランお手製のクッキー・・・だったはずのもの。
リビングに行くと、正座をしたユンギが緊張した面持ちで待っていた。
HC「ユンギ・・・顔が蒼白いぞ。」
SG「元からこの顔色ですけど?」
JS「もう、ヒチョルさん!ダメですよ。足崩していいからねユンギくん。」
ジソンにそう言われても中々そうは出来ない。
なんてったって今日はソランとの事を2人に報告する日なんだから。
NA「これ、食べる?ねぇ、ちょっとヒチョル食べてよ。」
HC「なんで俺なんだよ?!」
NA「ヒチョルが食べれるならオッパも食べれるでしょ?」
真っ黒い塊をヒチョルの口元に押し付けるソラン。
それを全力で拒否するヒチョル。
そしてそんな2人を見てクスクス笑うジソン。
SG「あのーもう座ってもらえません?」
いい加減、報告をしたいユンギが3人を座らせた。
SG「えっとー、わざわざ来ていただいてありがとうございました。今日はーそのー」
HC「そういうのいいから、要件言えよ。」
JS「ソラン、その手に持ってるものはお皿に戻そうか?」
まだ黒い塊を持ったままのソランにジソンが声をかけた。
NA「うん・・・。あのね、今日は2人に話しがあって・・・。」
SG「俺達付き合う事にしました。お2人にはきちんと報告しておこうと思いまして。」
じーっとユンギを睨むヒチョルとニコニコした笑顔でソランを見るジソン。
HC「メンバーには言ったのか?パンPDには?」
SG「メンバーは知ってます。パンPDにはまだですけど、きちんと報告するつもりです。」
JS「ねぇ、ユンギくん。ソランの事泣かせないでね?もし泣かせたら・・・僕、君に何するかわからないよ?」
ユンギに顔を向けてニコニコとしているが、目の奥は一切笑っていないジソン。
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作者名:月未 | 作成日時:2018年8月3日 16時