少年達と少女。 5 (ページ20)

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NOA

HC「よっ！ソラン！イベント見に来たのか？」

NA「うん。あと、今度ＳＭからデビューする子達を見に来たの。まだ顔も名前も知らなくて･･･。曲のイメージ掴みたいから紹介してくれない？」

HC「わかった。違う控え室にいるから、そっちに行くか。」

ヒチョルに連れられて来たのはさっきの控え室だった。

NA「･･･ここなの？」

HC「そうだよ。おーい！入るぞー。って2人しかいないのか？」

デビューするのは5人組だって聞いてけど、ここにいるのは2人だけだった。

「あっヒチョルさん！」

「お疲れさまです！」

･･･この声、さっきの人達だ。

HC「ん？悪いソラン、ちょっと電話してくるから話ししてて。すぐ戻るから！」

携帯電話が鳴ってヒチョルは部屋を出ていってしまった。

「お疲れさまです！防弾少年団のNOAさんですよね？俺ファンです！」

「俺も！前にＳＭにいたって本当ですか？うちのリーダーがソランさんと同期だったんですよ！」

私に向かって笑顔で話しかけてくるこの人達が気持ち悪かった。

さっきの話し聞こえてたよ。扉開けっ放しでよく悪口言えるね。私だけじゃないジンも聞いてたよ。

私がそう言うと、顔色が悪くなった。

やっぱりさっきのはこの人達だったんだ。

2人は何も答えないまま下を向いていた。

しばらく沈黙が続く。その時に扉が開いた。

SH「NOAちゃん。ヒチョルヒョンが電話長くなりそうだから、僕が代わりに来たよ。」

部屋にEXOのスホさんが入ってきた。

スホさんが入ってくると、2人はスホさんの後ろに隠れてしまった。

SH「ん？なに？あっ、ちゃんと挨拶した？君たちのデビュー曲をNOAちゃんが書いてくれるんだよ。」

「「え？そうなんですか？」」

SH「あれ？まだ言っちゃダメだったっけ？」

いえ、大丈夫ですよ。どうせこの話しはお断りしますから。

では失礼します。

SH「え？ちょっ？！NOAちゃん？！」

スホさんが何か言ってるけど、私の耳には入らなかった。

自分達の控え室に戻るとソクジンと目が合った。

JN「おかえり。もう挨拶したの？早かったね。」

うん。何かヒチョル、電話しに行ったっきり戻って来なかったから(笑)

JN「そっか。あっ、お菓子食べる？」

うん！食べる！

V「いいなー俺も食べたい！」

JN「いいよー。みんなで食べよう。」

私は優しいジンが好き。

だから･･･私はあの人達を許さない。