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小さいの頃に学校の遠足で行った森に、古いコテージがあったのを思い出した。
建物が崩れやすいから近寄るなと言われていたこの場所なら、1日、2日くらいなら見つからないだろうと思ったんだ。
中は汚かったけど、ソランは喜んでいた。
秘密基地みたい。
そう言って目をキラキラ輝かせるソランは可愛かった。
たくさん歩いたせいか僕は知らない間に眠っていた。
目を覚ますとソランが何かしている事に気づいた。
ソラン？！何してるんだ？！
ソランは落ちていた釘で自分の背中に傷を付けていた。
「あのね、羽が生えたらもっと遠くに行けると思うの。」
ソランの背中には母親が煙草を押し付けたあとや切り傷が無数にある。
その中でも1番大きな傷はソランの母親が酒に酔った勢いで、割れたグラスを投げつけた時に出来たものだ。
大した処置をしなかったせいで傷が残ってしまった。
僕はその傷を天使の羽の跡だと言った事があった。
いつか羽が生えて、ソランが大空に飛び立てるようになるんだよ。
僕が言った言葉を思い出したんだろう。
傷がある方とは逆の位置を必死で傷つけていた。
「ソランが飛べたら、オッパを遠くに連れて行ってあげるね。」
ソランを元気づける為に言った事がこんな事になるなんて･･･。
病院に行きたくないというソランを説得できなかった僕は、薬を買いに行く事にした。
その時に僕はソランに言っては行けない言葉を言ってしまったんだ。
すぐに迎えに来るから良い子で待ってるんだよ。
良い子。
これがソランを苦しめる言葉だなんて僕は思いもしなかった。
ソランの為に薬を買いに行き、戻る途中で僕は車と接触した。
そして命は取り留めたけど、記憶を無くした。
よくあるドラマみたいな話し。
嘘みたいだけど現実に起こった事なんだ。
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まゆ(プロフ) - 月未さん» こちらこそお返事頂きありがとうございます!開いて通知がある度にドキドキしながら読ませていただいてます。これから先も楽しみにお待ちしています。 (2018年7月6日 21時) (
レス) id: b9973d6c0e (このIDを非表示/違反報告)
月未(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます！返信遅くなってすいません。まさかコメント来てるなんて夢にも思わず……。まだ続きますが、読んでいただけるとありがたいです！ (2018年7月6日 19時) (レス) id: afa78a382c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - ソランちゃん メンバーに愛され、オッパにも逢えて…号泣です。素敵なお話をありがとうございます (2018年6月30日 0時) (レス) id: b9973d6c0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月未
| 作成日時：2018年6月22日 23時
