少年達と少女。 4

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JIMIN


「私、ユンギさんの曲すっごい好きです！」


SG「本当ですか？ありがとうございます。」


ユンギヒョンがヨジャグループの人と話しをしている。


こんなの良くあること。


他のメンバーだってヨジャグループの人によく話しかけられてる。


それを見ているソランはすごく不満そうな顔をしている。


前までは何の反応もしなかったのに。


やっぱりソランとユンギヒョンの間で何かあったのか･･･？


いや、明確に何かがあったわけじゃないと思う。


ただ、ソランの苦しみに1番早く気づいて、救ってあげたのがヒョンなだけ。


それが僕ならどんなに良かったか。


機嫌の悪いソランは控え室に入ると皆に抱きついて回っている。


びっくりする人もいれば喜ぶ人もいる。


それに嫉妬した僕は、ソランをソファに座らせる。


ソランが僕の肩に頭を乗せると、サラサラの髪が頬に当たってくすぐったい。


嫌だった？ユンギヒョンが他の女の子と話してるの？


そう聞くと、キョトンとした顔をする。


NA「別に？なんで嫌なの？」


不思議そうに言うソラン。


そっかぁ。わかんないんだね。


NA「私にはジミンが何を言っているかわからない。」


何にイライラしているのかソランには分かっていないみたい。


気にしないでと言うとさらに不思議そうにする。


知って欲しいような欲しくないような。


ソランには幸せになって欲しい。


一緒にいる相手が僕ならなお良し。


だけど現実はそうもいかない。


戻ってきたユンギヒョンは僕を目で威嚇すると、ソファを奪いとった。


そしてソランを隣に座らせる。


ユンギヒョンの肩に頭を置くと、ソランはすぐに寝てしまった。


これが現実。


ソランはこのままだときっと気づかない。


ソランにとってユンギヒョンが特別だってことに。


そしてユンギヒョンにとっても･･･。


だけど、教えてあげる優しさは僕にはない。


ジニヒョンはどうかな？あの人優しすぎるから。


ユンギヒョンを羨ましそうにみているジニヒョンは、今どんな気持ちなんだろう。

3→←嫉妬？ 1

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