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どうしてだろう。
死ぬ前の僕にとってとても大切な事だと思うのに、それを思い出そうとすると突然頭が痛くなる。
これは思い出すなってこと？
忘れた方がいいことなんだろうか？
しばらくすると頭の痛みは引いて、残ったのは心配そうに僕を見つめるみんなの目だけ。
「すいません、もう大丈夫です」
HK「ほんとに？ほんとにもう大丈夫なの？」
TH「無理しない方がいいよ、今日はもう帰ろう。ヒョン達もいいですよね？」
YJ「あぁ。俺が家まで送っていくよ」
SB「僕も行きます。途中で倒れたりしたら大変だし」
BG「タクシー捕まえてきますね！」
「え？いや、そこまでは･･･」
BG「いいから！車来るまでそこで横になってろ！」
カイに膝枕をしてもらい、何だか重病人のような扱いを受ける。
大したことないのに･･･優しい彼らに心配をかけてしまったことを申し訳なく思う。
あぁ、もう本当に全部忘れてしまえばいいのに･･･なのにどうして思い出すんだろう。
目を閉じて思い浮かぶのはあの子達の笑った顔ばかり。
幸せだったあの時間を忘れることなんてできないのかな？
だったらどうして何かを思い出そうとすると頭が痛くなるの？
いったい僕は、何を忘れてしまったんだろう。
僕を心配そうに見るカイの顔を見ながら、僕はそんなことを考えていた。
忘れていた記憶が、まさか僕の死に関わっていたことだったなんてその時の僕は知る由もなかった。
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月未(プロフ) - ruru_chandayo00さん» コメントありがとうございます！全然更新してなくて申し訳ないです(／. _.＼)ゆっくりとではありますが続きを書いていますので、アップするまでもう少々お待ちくださいʕ ◦`꒳´◦ʔ (7月17日 10時) (
レス) id: c1de91fe05 (このIDを非表示/違反報告)
ruru_chandayo00(プロフ) - 素敵すぎます！！更新楽しみにしてます！ (7月13日 22時) (レス) @page8 id: 9f9b345cea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月未
| 作成日時：2023年4月17日 6時
