僕の忘れたい記憶と忘れた記憶 ページ6
バックダンサーとしての仕事を終えた翌日、いつもの練習に戻った僕は昨日のことを思い出していた。
ハンソラ、かっこよくなってたな・・・。
「はぁぁぁぁ、」
練習室の鏡に映る僕の平々凡々な顔。
ため息が出るのも仕方ない。
「どうしたのハル?昨日の疲れがまだとれてないの?」
「そういうわけじゃなくて・・・はぁぁぁぁ、」
「何で僕の顔見てため息つくのさ!!」
「ごめんごめん、カイがあんまりにも綺麗な顔してるからさ」
「ん?ちょっと意味わかんないや」
キョトンとするその顔もなんてかっこいいんだろう。
改めて思うけどあれだよね、僕きっと浮いてるよね?
みんなかっこいいし可愛いし、ボムギュヒョンなんて黙ってたら女の子みたいだし。
1度死んだにも関わらず、今も昔もパッとしないのは変わらないもんなんだな。
「おい!いつまで練習室にいるんだよ!行くぞ!」
「え?ボムギュヒョンどこに行くんですか?」
「やー!お前俺の話聞いてなかったな!」
「へ?」
頬をプクッと膨らませたボムギュヒョン。
可愛さ100点満点。
でもその後舌打ちしたからマイナス100万点。
なんてことを1人で考えていると、ヨンジュニヒョンやスビニヒョンまでやってきて早くしろと急かす。
なんでそんなに急いでるんだろう?
腕を引かれて連れてこられたのはカラオケルームだった。
そしてなぜかテンションが高いイケメン5人たち。
YJ「よし!今日は騒ぐぞ!!」
BG「イェーイ!!何から歌いますか?!」
「あの、すいません」
SB「みんな飲み物何飲む?」
HK「ぶどうジュース!」
TH「食べ物も入りますよね?チキンとかどう?」
「あ、あの・・・おーい、」
僕の声は呆気なくかき消されていく。
みんなが思い思いに曲を入れ、好きなように歌うのをただぼーっと見ていると不意にマイクを渡された。
YJ「ほら!お前も歌えよ!」
「え?僕ですか?いや〜僕はちょっと・・・」
SB「日本の歌でも大丈夫だよ?」
「いや、それもちょっと・・・」
BG「いいから早く入れろって!!」
ヒョン達の勢いに負け渋々曲を入れる。
1曲歌うと次を誰かが歌い、またマイクを渡される。
そうして数曲歌うと、なぜかみんな不思議そうな顔をして僕を見る。
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月未(プロフ) - ruru_chandayo00さん» コメントありがとうございます!全然更新してなくて申し訳ないです(/. _.\)ゆっくりとではありますが続きを書いていますので、アップするまでもう少々お待ちくださいʕ ◦`꒳´◦ʔ (7月17日 10時) (レス) id: c1de91fe05 (このIDを非表示/違反報告)
ruru_chandayo00(プロフ) - 素敵すぎます!!更新楽しみにしてます! (7月13日 22時) (レス) @page8 id: 9f9b345cea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月未 | 作成日時:2023年4月17日 6時