元SVTだった僕が死んでTXT(仮)になる話 3

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「俺だけを見てくれないヒョンなんか嫌いだ！優しくするくせに俺を突き放そうとするなんて･･･どうせ俺はヒョンの1番にはなれないんだ･･･」



俺は何をヒョンに言っているんだろう。


ヒョンが俺を突き放したことなんてないじゃないのに。


1番になれないことなんて最初っから分かってたじゃないか。


俺だけのヒョンじゃないことだって、ちゃんとわかってた。




「ジョンハナ･･･」

「嫌いだ･･･嫌いだ！！」



逃げるようにして俺はヒョンのそばを離れた。


勝手に怒って勝手に喚いて、きっと俺はヒョンに嫌われてしまった･･･。


今まで散々優しくしてもらったくせに、酷いことを言う俺なんて、ヒョンに嫌われても仕方ない。


ヒョンに会いたくない･･･だけどヒョンに会いたい。


会ってちゃんと謝ればきっとヒョンは許してくれる。


嫌われてるかも、いや、ヒョンなら許してくれる。


でも許しくれなかったら？ううん、謝れば大丈夫。


きっと笑って許してくれるはず･･･だよな？


だけどその日を最後にヒョンとは二度と会えなくなった。


俺のせいなのかな？


俺がヒョンに酷いことを言ったから？


俺がヒョンを傷つけた？


俺が、俺がヒョンを･･･殺した？


･
･
･


「俺のせいでヒョンは死んだんだ･･･」



全てを話した俺は、みんなの顔を見れなかった。


きっと驚いてるだろう。


きっと俺を軽蔑しただろう。


きっと、きっとヒョンを奪った俺を･･･恨むだろう。



MG「ジョンハニヒョン、なんで今まで黙ってたの･･･」

「ごめんミンギュ･･･」

MG「ふざけんなよ！！！なんで･･･なんで･･･」

「･･････」



お前が死ねばよかった、そう言うだろうか？



DK「ミンギュやめろ！ヒョンだって悩んでたんだよ、苦しんでたんだよ･･･頼むからヒョンを責めないでくれよ･･･」

MG「ずっと、ずっと、ヒョンが死んでからずっと･･･」

「ミンギュ？」

MG「ソランヒョンの話をするとジョンハニヒョンが辛そうな顔するから、皆が悲しそうな顔するから･･･名前も出せなくなって、まるであの人がいた事を忘れなきゃいけないみたいで･･･凄く嫌だった」

「ごめん･･･」



俺はずっと我慢させてたんだ。


ミンギュだけじゃない、他のみんなだって･･･。


ヒョンの名前を出す度に不安定になる俺に気を使ってきたんだ。

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