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あの人って急に声掛けたり触ったりすると驚いて変な声出すんだよな。
それが面白いからってジョンハニヒョンやジュンはいつもイタズラしてたっけ。
「もしかしてお金払おうとしてた？」
「えっと･･･はい、」
「ここは俺が払うからいいよ」
「ダメですよ！僕が払います！」
「いいから、ここはヒョンに任せな」
「わっ、･･･ありがとうございます」
「･･････」
軽く頭を撫でるとハルは俺が触れた所を抑え、撫でられたのが恥ずかしいのか顔を真っ赤にして照れくさそうにはにかむ。
その姿を見て、俺はなんだか泣きそうなってしまった。
(あーそうだ、他の弟には見せないこんな姿を、俺には見せてくれてたな)
ソランヒョンは大人びてて、たった2つしか離れていないのにずいぶんと年上に思えた。
そんなヒョンだから、弟たちの頭を撫でることはあっても自分が撫でられることなんてなかったんだろうな。
昔、ヒョンと一緒にゲームをしている時に、クリアして嬉しそうに笑うヒョンの頭を撫でてしまったことがあったんだけど、その時のヒョンは今みたいな顔をしていた。
恥ずかしいからやめろって表情で俺を睨むんだ。
でも、本当は嬉しかったんだと思う。
照れくさそうに顔を赤くしてはにかむヒョンが可愛いと思えた。
･･･あぁ、そうか。
俺は気づいてしまった。
俺はヒョンとの繋がりが薄いから皆みたいに悲しくないし平気なんだって思ってた。
でも違うんだ。
俺はずっと認めたくなかったんだ。
ヒョンが俺たちを置いていなくなるなんて、ありえないって･･･今もどこかで笑って俺たちを見守ってくれてるって。
「ハル、俺、飯食ったらホテルに帰るよ」
「え？体調でも悪いんですか？」
「いや。買い物ももう済んだし、ホテルで寝たい」
「そう、ですか･･･」
「悪いけどあいつらのことよろしくな」
「･･･はい」
心配そうに俺を見るハルには悪いけど、今は1人になりたい。
タクシーに乗ってホテルへ帰って部屋へと入ると、我慢していていた涙が溢れてきた。
「ソランヒョン･･･俺、もっとあなたと一緒にいたかったです」
死んで何年も経ったのに、今更かよって思うけど、俺は、ソランヒョンが大好きだったんだ。
それに気づいた今、二度と会えないあなたに俺は、会いたくて仕方なかった。
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月未(プロフ) - ruru_chandayo00さん» コメントありがとうございます！全然更新してなくて申し訳ないです(／. _.＼)ゆっくりとではありますが続きを書いていますので、アップするまでもう少々お待ちくださいʕ ◦`꒳´◦ʔ (7月17日 10時) (
レス) id: c1de91fe05 (このIDを非表示/違反報告)
ruru_chandayo00(プロフ) - 素敵すぎます！！更新楽しみにしてます！ (7月13日 22時) (レス) @page8 id: 9f9b345cea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月未
| 作成日時：2023年4月17日 6時
