SVTSide ミンギュ ページ24
ミンギュSide
怪しい･･･。
日本に来てからどうもウォヌヒョンの様子がおかしい気がする。
具体的に何がおかしいかと言われると悩むけど、でも絶対におかしい。
「ヒョン！明日は一日休みですね！」
「ん？あーそうだな」
「買い物行きたいんですけど、ヒョンも一緒に行きましょうよ！」
「･･･いや、俺はやめとくわ」
「なんでですか？ホテルにいても暇ですよ？？」
「予定があるから」
「予定？なんの？」
「別に大した事じゃないから気にすんな」
それからは何があるのかと聞いてものらりくらりとかわされ、答えてはくれなかった。
ヒョンはぼーっとしている事が多いけれど、それにしたって多すぎる。
何かを考え込んでいるような、そんな感じだ。
翌日、ミョンホを誘ってホテルを出ると、ウォヌヒョンの後ろ姿が見えた。
「あれ？ウォヌヒョン？それにスングァニとボノニも？」
「どっか出かけるのかな？」
「･･･なぁ、なんか変じゃないか？」
「変って何が？」
「あの組み合わせだよ！スングァニとボノニはわかるけどウォヌヒョンまで一緒って怪しくない？？」
「別に怪しくはないだろ」
冷たい目を向けるミョンホ。
でも、俺は気になるんだ。
「よし！追いかけよう！」
「は？僕は嫌だよ」
「行くぞ！」
「ちょ、ミンギュ！」
嫌がるミョンホの腕を引いて後をつける。
ホテルから出て少し歩くと、1人の男の子が待っていた。
「･･･なぁ、あの子って」
「･･････」
「ミョンホ？大丈夫か？」
「うん･･･」
そこにいた子はとてもよく似ていた。
俺が大好きだった人に。
ミョンホも気づいたのか、驚きすぎて固まっている。
それから4人は歩き始め、それに合わせて俺達も歩き出した。
･･･なんかスングァンの奴、やたらと男の子に話しかけてないか？
バーノンもいつもよりお喋りになっているような気もする。
ウォヌヒョンだって、男の子に向ける顔はいつも俺に向けているものとは違うような気がする。
「なぁ、あの子って誰なんだろうな？」
「･･･さぁ」
「お前は気にならないの？」
「なるけど･･･でも、」
「でも？」
「･･･あれ？あの子だけ違う店に入ったよ」
「え？あ、ほんとだ」
でも、の続きはなんだかはぐらかされたような感じがした。
男の子が店を出てウォヌヒョン達の元へと戻る時、柄の悪そうな奴らが彼に近づくのが見えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1098人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月未(プロフ) - ruru_chandayo00さん» コメントありがとうございます！全然更新してなくて申し訳ないです(／. _.＼)ゆっくりとではありますが続きを書いていますので、アップするまでもう少々お待ちくださいʕ ◦`꒳´◦ʔ (7月17日 10時) (
レス) id: c1de91fe05 (このIDを非表示/違反報告)
ruru_chandayo00(プロフ) - 素敵すぎます！！更新楽しみにしてます！ (7月13日 22時) (レス) @page8 id: 9f9b345cea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月未
| 作成日時：2023年4月17日 6時
