元SVTだった僕が死んでTXT(仮)になる話 3

・ ページ20

「了解です。あとでカトクして下さいって伝えてください。あ、あと夜になって静かな時に電話してくれってカイにも伝えてください」

SB「ふふっ、わかった伝えておくよ。それじゃ、良い休暇を〜」



昨日まで一緒にいたのに、もう話したくなるなんてカイは本当に寂しがり屋だな。


なんて、それが嬉しくて顔が緩んでしまうことは本人には内緒にしておこう。



『ハル？もう電話は終わったの？』

『うん、ごめんね騒がしくて』

『元気があるのは良い事よ･･･ねぇハル』

『なぁにおばあちゃん？』

『良かったわね。電話してる時のあなた、とても幸せそうだったわよ。素敵なお友達が出来たみたいでおばあちゃんも嬉しいわ』

『･･･うん、』



本当に嬉しそうに笑うおばあちゃんを見て、なんだか照れくさくなってしまう。


それから僕はおじいちゃんとおばあちゃんに皆んながどんな人なのかたくさん話しをして聞かせた。


ヨンジュニヒョンは凄くかっこよくて、でもどこかちょっと子供っぽいところがある。


スビニヒョンは優しくて穏やかなのに何故かボムギュヒョンとは言い合いをしてよく唇をとがらせている。


そのボムギュヒョンは見た目は凄く可愛くて女の子みたいなのにイタズラ好きで、よくヒョン達をからかっては追いかけられている。


テヒョンはクールで大人っぽい発言が多くて、年下組なのに1番落ち着いている。


カイはとっても綺麗な顔をしていて甘えん坊。カイが笑うと僕はなんだかとても幸せな気持ちになる。


皆んなといると本当に楽しくて仕方がないや。


あぁ、なんだかすごく、みんなに会いたくなった。


たった1日離れただけなのに寂しくなって帰りたくなっちゃった。


そっか、カイも今、こんな気持ちなんだね。


お土産、絶対に買って帰らないと！

僕と彼ら久々のお出かけ→←僕がする彼らの説明書

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す