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「ジフナが僕に相談?!な、ななななに?!何があったの?!」

「なんでそんなに驚くんですか?」



曲作りを初めた頃、上手くいかなくてヒョンに相談をしてみようと思った。


なのに、ヒョンは凄く驚いていて・・・なんでだよ?



「だってジフナって、なんでも器用にできるし僕なんかに聞くことある?って感じじゃん」

「そんなことないですよ」

「あるよ!ジフナは凄いんだよ!もうなんでそれをわからないかな〜」

「・・・・・・」



俺がいかに凄いか、なんてことを本人に熱弁するなんて変な人。


あまりにも褒めるから顔が熱くなっていくのがわかる。



「そんなことはどうでもいいんですよ!もうヒョンには相談しません!」

「うそうそ!!あ、いや、嘘じゃないけど、えっと・・・とりあえず話を聞こうか」

「今更真面目な顔されても・・・」

「・・・・・・ぷっ、あは、あははは」



キリッと真面目な顔して、でも笑いが堪えきれないのか急に爆笑する。


ホントに変な人。


ヒョンには俺が作った曲を聴いてもらって何がダメなのか教えてもらった。


でもヒョンはいつも俺を褒めてばかり。


最後にちょっとだけアドバイスをくれて、そこに気をつけて曲を作ると次にはいつも上手くいった。


それでももっと良い曲が作りたくてまたヒョンの所へ行く。


そしたらヒョンは俺が作った曲を聞いて幸せそうな顔をして笑う。


その繰り返しが楽しくて仕方なかった。


ある日、ヒョンも曲作りをすると聞き、作った物を聞かせて欲しいと頼んだけれどあまりいい返事はもらえなかった。


どうやらスランプに陥っているようで、事務所に提出する曲も没をくらってばかりだったらしい。


いつかヒョンと曲を作れたらって、俺はそう願っていた。


でも、その願いが叶うことは一生ない。


だってあの人は俺を残して死んでしまったから・・・いや、違う、俺があの人を死なせてしまった。


殺してしまったんだ。






「ウジや、その子はハルだよ。ボノナの知り合いだって」



気づいたら目の前にいたのはウォヌになっていた。


・・・そうだよな、あの人はもういないんだから。


あまりにも似ていたから驚いてしまった。


ねぇ、ヒョン。


もしも俺が死んだら俺はヒョンの所へいけるのかな?


そこでもし会えたら、そしたら今度こそ一緒に曲作りしようよ。


叶うはずがないのがわかっているのに、俺は願うことをやめられなかった。

僕と君のお願い→←SVTSide ウジ



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月未(プロフ) - ruru_chandayo00さん» コメントありがとうございます!全然更新してなくて申し訳ないです(/. _.\)ゆっくりとではありますが続きを書いていますので、アップするまでもう少々お待ちくださいʕ ◦`꒳´◦ʔ (7月17日 10時) (レス) id: c1de91fe05 (このIDを非表示/違反報告)
ruru_chandayo00(プロフ) - 素敵すぎます!!更新楽しみにしてます! (7月13日 22時) (レス) @page8 id: 9f9b345cea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月未 | 作成日時:2023年4月17日 6時

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