SVTSide ウジ ページ12
ウジ
「ウジさん、なんかファンの子たちが集まって来てるみたいですよ」
マネージャーからそう言われたのは、スングァンがバーノンを探しに行くと言って出たすぐ後だった。
「まじか・・・」
一応非公式スケジュールだけどどうやら情報が漏れていたらしい。
"直ぐに戻れ"とカトクを打ち、大人しく待つ。
仕事で日本へ向かうことになったのはいいが、まだ公式発表をしていないためこうやってこっそりと韓国を発つことになった。
全員揃っての移動は目立つからと朝イチの便と昼の便、それから夕方の便にそれぞれ別れ少人数で行動をしている。
バレないようにしなきゃいけないのに、バーノンとウォヌときたら勝手に外に出ていってしまった。
はぁー、連れ戻すと言っていたスングァンは大丈夫だろうか。
「ウジヒョーーン!聞いてくださいよボノニが!」
「ん?スングァンお前一人か?バーノンは?」
「ウォヌヒョン見つけて2人でお土産見てます」
「は?なんで連れ戻してこないんだよ!」
「だってボノニがぁぁぁー」
1人で帰れと言われたらしく俺にグチグチと文句を言う。
携帯を見てもまだ既読はつかない。
「ったく、あいつらは!俺はあの2人探して来るからスングァンはここから離れるなよ」
「・・・はぁーい」
バーノンに何を言われたのかスングァンは不貞腐れたような顔をしていた。
空港内を見回ると直ぐに2人を見つけることはできたが、誰かと話しをしているようだ。
まさかもうファンに絡まれてるのか?
「おい、お前ら何やってんだ?」
そう声をかけるとウォヌとバーノンが俺の方を見る。
そしてもう1人、2人と話をしていた人が俺の方を向いた。
「お前ら2人とも早く戻って・・・ソラン・・・ヒョン?」
俺は夢でもみているのか?
死んだはずのソランヒョンが今、俺の目の前にいる。
・
・
・
「ヒョン、今ちょっといいですか?曲を作ったので聞いてもらいたいんですけど・・・」
「うん、いいよ!」
初めて会った時からヒョンは優しくて穏やかな人だった。
人見知りしてぶっきらぼうな言い方しかできなかった俺に
、苦笑いしながらもいつも丁寧に物事を教えてくれた。
いつからだったかな?ヒョンに話しかけるのが楽しくてヒョンの事を大好きになったのは。
覚えがないくらい自然に、俺はあの人を慕うようになっていた。
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月未(プロフ) - ruru_chandayo00さん» コメントありがとうございます!全然更新してなくて申し訳ないです(/. _.\)ゆっくりとではありますが続きを書いていますので、アップするまでもう少々お待ちくださいʕ ◦`꒳´◦ʔ (7月17日 10時) (レス) id: c1de91fe05 (このIDを非表示/違反報告)
ruru_chandayo00(プロフ) - 素敵すぎます!!更新楽しみにしてます! (7月13日 22時) (レス) @page8 id: 9f9b345cea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月未 | 作成日時:2023年4月17日 6時