SUGA Side ページ1
BTSシュガ
「ヒョン、あの子はヒョンの親友じゃありませんよ」
「･･･は？」
突然ナムジュンが俺に向かってそんなことを言い出した。
何の話だととぼけると、ソランの･･･今はハルか。
そのハルの話を始めた。
「あの子はまだデビューが正式に決まったわけじゃありません。なのにヒョンがあの子に構えば、周りは勝手に勘違いします」
「勘違い？」
「はい。ヒョンのお気に入りだからデビューできたなんて言われて困るのは彼ですよ？」
「はぁ？なんだよそれ！あいつの事何も知らないくせに！」
「知らないから言うんですよ！実力があれば周りは黙ります。でも、彼にはまだその力はないでしょ！」
「それは･･･」
「ヒョンと仲良いからって安易にヒョンに相談した俺もよくなかったです。お願いですから、彼とは少し距離を置いてください」
ソランと距離を置く？
そんなのできるわけないだろ。
だって･･･会えたんだぞ？もう二度と会えないと思っていたあいつに。
「つか、お前･･･親友って、あいつの事なんで知ってんだよ？」
「覚えてませんか？俺たちが出会ってすぐの頃、ヒョンが写真を見せてくれたのを？」
「写真？」
「はい。よその事務所で練習生をやってるって嬉しそうに話してくれたでしょ？」
「･･･そう、だったか？」
「話を聞いたのはそれきりです。時々楽しそうに電話してたりしたのがなくなったから喧嘩でもしたのかなって思ってたんですけど･･･まさか亡くなったなんて」
「死んだことも知ってるのか？」
「知ってますよ。あの頃少し話題になったじゃないですか、デビュー直前の悲劇の死って」
「･･････」
「ヒョン、彼が死んだのを知ってから少しおかしくなって･･･だから触れないようにしてたんです」
ソランが死んだと知った時、確かに俺は自分でもわかるくらい落ち込んでそれこそ後をおってしまおうかと思うくらい辛かった。
死の真相を知るためにセジンに近づくことを思いついたから何とか留まれるようになったんだ。
「なぁナムジュン、もしも、もしもさ、あの子があいつの生まれ変わり･･･なんて言ったら笑うか？」
「ヒョン･･･」
「･･･すまん、忘れてくれ。お前の言う通り少し距離を置くよ。少なくともデビューが正式に決定して俺たちに紹介されるまではな」
生まれ変わりも何もあいつが死んでまだ数年、有り得ないことを言うなとナムジュンの目は言っていた。
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月未(プロフ) - ruru_chandayo00さん» コメントありがとうございます！全然更新してなくて申し訳ないです(／. _.＼)ゆっくりとではありますが続きを書いていますので、アップするまでもう少々お待ちくださいʕ ◦`꒳´◦ʔ (7月17日 10時) (
レス) id: c1de91fe05 (このIDを非表示/違反報告)
ruru_chandayo00(プロフ) - 素敵すぎます！！更新楽しみにしてます！ (7月13日 22時) (レス) @page8 id: 9f9b345cea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月未
| 作成日時：2023年4月17日 6時
