ヤジャタイム ページ10
アキ
うちのハルってさ、なんつーの、こう、遠慮がないっていうか、図々しいっていうかさ。
まぁそれもこれもハルが気を許して仲良くなった証拠ではあるんだけど。
でもね、やりすぎは良くないと思うのよ･･･ほんとに。
HR「ジョンハナ〜水！常温ね〜」
JH「･･･どうぞ」
HR「スンチョラ〜肩揉んで」
SC「はいはい」
HR「「はい」は1回」
SC「･･･はい」
ハルがゲームに勝ってその褒美としてヤジャタイムをやる事になったんだけど、スンチョリヒョンとジョンハニヒョンがターゲットにされている。
怖いよ〜スンチョリヒョンの頬がピクピク引きつってる･･･ジョンハニヒョンも明らかにイラついた顔してるし･･･何でそれ見てハルはゲラゲラ笑ってられるんだろうな？
他のみんなの顔見てみろよ、やりすぎだって顔してるぞ！
WN「ハルがあそこまで本気出してゲームやるとはな」
DN「ヌナ強すぎです･･･」
HS「どんだけヤジャタイムやりたいんだよ」
JN「ハル、楽しそうだね〜」
MG「あんな悪い顔したハル、初めて見たかも」
WZ「悪い顔っていうか愉快な顔？」
JS「う〜ん、僕には何も言わないのはなんでだろう？」
MH「･･･ヒョンは怖いから」
DK「ミョンホ！声が大きい！シュアヒョンに聞こえるよ！！」
VN「ドギョミヒョンうるさい」
SG「それにしても･･･ヤジャタイムが終わったら大変な事になるな」
スングァンの言葉に全員が頷く。
刻一刻と時は過ぎていく、チラチラと時計を確認しているヒョン達と八つ当たりされないようにとジワジワとヒョン達から離れる他のメンバー達。
ピピッとヤジャタイム終了を知らせるタイマーの音が鳴ると全員がそっちを向いた。
SC「よしっ、ヤジャタイムは終わりだ！！･･･あれ？ハルは？！」
JH「は？今までそこにいたよな？！」
さっきまで2人の目の前にいたはずのハルが忽然と姿を消した。
あれ？！うちの子どこ行った？！
バーノンとスングァンが「ジャパニーズニンジャ？！」ってなんかめっちゃ喜んでるけど･･･無視無視。
あのね、これはね、俺にとってはピンチなのよ。
だってそうでしょ？ハルが消えた今、ヒョン達が誰に文句言うかわかる？
･･･そう！俺だ！！
俺しかいないよね、うん！
って事で、逃げ･･･「おいコラ」れないよね！わかってた！
SC「お前な、あいつの教育どうなってんの？」
JH「調子乗りすぎ！！」
とばっちりきたよこれ･･･
最悪だーーー！
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作者名：月未
| 作成日時：2020年6月21日 8時
