ツンツンツンツン･･･ﾃﾞﾚｯ ページ7
ジョンハン
「ブス」
HR「うるさい！天使の面した悪魔」
「は？俺は見た目も中身も天使です〜」
HR「病院行っておいで。頭おかしくなってるから」
「なんだよ？！俺の方が年上だぞ！！」
HR「だから何？てか邪魔！」
1人ダンスの練習しているハル。
もう何時間もここにいるから、あ、いや、別に心配とかはしてないんだけど･･･そろそろ何か食わせた方がいいかなって･･･
またお腹空かしてブチ切れたら困るから！そう！困るから！！
だから名前を何度も呼んでるのに無視するから、音楽を止めて目の前まで来て腕掴んで体止めて、それで･･･ついブスって言ってしまった。
優しくしようって思ってるのに･･･あーー！もう！何で俺はこうなんだよ！！
「飯、食った方がいいんじゃないのか？腹減ってイライラされたら迷惑だし」
･･････。
「馬鹿みたいに踊りやがって時計見ろよ」
･･････。
「聞いてんのか？耳まで馬鹿になってんじゃねーの」
HR「ほんとオッパって口悪いよね」
「なっ？！･･･ﾁｯ」
･･･溜息をつくハルを見て”本当はこんな事言いたい訳じゃないんだ”って心の中で言い訳をする。
たった一言「お前が心配なんだ」そう言えばいいのに･･･なんで言えないんだよ。
「帰るぞ」
HR「もうちょい練習してから･･･」
「ダメだ、帰る」
HR「何で勝手に決めるかな〜？」
「うるさい！お前はこれでも食ってろ！」
ハルの口に買っておいたパンをねじ込み、乱雑に散らばった荷物を適当にバッグに詰め込む。
その荷物を持って部屋を出ると、ハルも渋々着いてきた。
HR「今帰ってもアキいないんだよね･･･」
「なんだ、また遊びに行ってんのか？」
HR「うん、ハオもご飯食べに行くって言ってたし」
「あー、言ってたな」
HR「帰って1人で部屋にいてもつまんないから練習してたのに誰かさんが邪魔するから･･･」
恨みがましい目を向けるハルに俺の顔が険しくなる。
何だよそれ、つまんないって･･･俺がいるじゃないか。
宿舎へ帰るとすぐに風呂へ入れと押し込み、リビングで上がってくるのを待つ。
10分もしないうちに出てきたと思ったら俺の予想通り髪は乾かさずぽたぽたと雫を垂らしたまま。
「髪はちゃんと乾かせよ！」
HR「アキはいないしチャンもいないし･･･誰もしてくれないもーん」
「･･･自分でやれ！」
HR「めんどくさっ」
「はぁー、座れ」
何だよその嫌そうな顔は。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 321人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月未
| 作成日時：2020年6月21日 8時
