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ウジ
俺の膝の上でスヤスヤ眠るハル。
柔らかな髪を撫で付けると気持ちよさそうにしている気がする。
AK「本当によさそうだね、いいな〜俺も寝たいな〜」
「は？おい、何してんだよ」
ハルの体の下に両腕を差し込んだかと思うと少しずつ横にずらすアキ。
それに伴い俺も少しずつずれる。
長いソファの半分辺りにきたところで腕を抜くと、すかさず俺の太ももに自分の頭を乗せてきた。
「何してんだお前？」
AK「ハルが寝る場所だから寝心地を調べないと！はい、俺の頭も撫でてね〜」
「ふざけんな降りろ」
AK「あ〜いいねこれ、悪くないよ〜」
右下を見ればハルの頭が、左下を見ればアキの頭が。
勝手に俺の手を取り自分の頭に擦り付けるアキに文句を言うと軽く無視された。
しばらくするとアキまでもスースーと寝息をたてる。
何だこの双子、そっくりか。
SG「ぐぬぬ、アキがあんなにあっさり寝るなんて･･･思わぬ伏兵がいた」
「何言ってんだお前？」
SG「いつでも、どこでも、誰とでも寝れるハルと違ってアキは繊細なんです！！寝つきが悪い時なんて僕が歌ってあげないと眠れなかったのに･･･ウジヒョン！そのポジションまでも僕から奪うつもりですか！！」
あーこいつもアホだったか。
と、1人怒るスングァンを見て呆れる俺だった。
MG「･･･ヒョン」
「定員オーバー」
MG「まだ何も言ってないよ！！」
「うるさい、2人が起きるだろ」
MG「ぐぬぬ･･･」
またアホが1人。
ミンギュはいったいどこで寝るつもりだ？
ただでさえ膝が重たいのにミンギュがのしかかってきたら確実に俺は潰れる。
その時扉がバーンと開き、またアホが喚き始めた。
HS「･･･お、おおおい！！俺というものがいるのにお前は･･･ずるい･･･ずるいぞ！！」
「ずるいも何も、ハルとアキが勝手に･･･」
HR「俺にも膝枕してくれよ〜アキ、なぁ！起きろ！変わってくれ、その場所変わってくれ！！」
AK「う〜ん、嫌、ﾑﾆｬﾑﾆｬ〜zzZ」
HS「お前らずる過ぎるだろ〜」
「そっちかよ･･･いや、もう本当に頼むから、死んでくれ」
HS「ウジが俺に冷たいーーー！」
アホはアホでもこいつはとっておきのアホだった。
長い付き合いなのに忘れていた･･･あ〜、お願いだから俺に静かな時間を与えてくれよ。
HS「ウーーージーーー！」
「死ね！！」
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作者名：月未
| 作成日時：2020年6月21日 8時
