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ハル
JH「スンチョルがいないから、仕方なく･･･そう！仕方なく俺が言ってやる」
「何を？」
JH「大丈夫だから、お前は何も心配すんな。何があっても俺が守ってやるよ」
「･･･は？なにそれ･･･なんでそんなの･･･」
あー、本当にずるいんだから。
いつも意地悪ばっかするくせにたまにそうやって優しいこと言うんだこの人は。
なにがスンチョリオッパの代わりだ･･･誰もあの人の代わりになんかなれないのに。
でも、そう言ってくれるとすごく安心する。
「もし、もしも･･･」
JH「ないから」
「まだ言ってない！！」
JH「馬鹿の考える事なんてお見通しだ。お前は･･･つか俺達はずっと一緒だよ。何があってもな」
「･･･！そんなの知ってるし･･･わかってる、ちゃんとわかってるから」
JH「ならいいけど」
わかってるもん･･･ハオの言う嘘偽りのない姿をさらけ出してもきっと大丈夫って。
でも、それでももしかしたらっていう怖さがあって･･･。
「ちょ、やめてよ、ねぇ！髪の毛セットしてもらったあとなんだけど？！」
DK「僕らから逃げ回った罰だ〜(笑)」
「逃げてなんか･･･もー！ソクミナ酷いよ」
DK「ハルの方が酷いよ！僕すごく寂しかったんだからね！シュアヒョン、独り占めはダメですよ」
JS「あ〜連れていかれちゃった」
「狭いって！」
わしゃわしゃと撫でられ綺麗にセットされた髪をソクミンがぐちゃぐちゃに崩した後、腕を引かれてシュアオッパの膝からソファへと移動。
これでもかと言うくらい私にくっついてくるメンバー達に押しつぶされそうになる。
いや本当に筋肉の塊だらけだから･･･圧が凄い。
『SEVENTEENは本当に仲がいいね〜』
なんて、カメラマンは私たちを見て苦笑い。
"これが僕達ですよ"とスングァンが言えば"そうそう"とうなづいているみんなは楽しそうに笑っていた。
ねぇ、カラットのみんな。
私ね、SEVENTEENが大好きなの。
ずっとここにいられるようにって、あなた達に上辺だけの私を見せてきた。
今更なんだって思うかもしれないし、ふざけんなって思うかもしれない、でもね、これからはちゃんと本当の私を･･･私たちを見せるから。
「あのさ･･･コンサート始まるまで寝ようと思うんだけど、誰か肩を貸してくれない？」
カメラが回っているのに、何も気にせずにいつも通りの自分でいようと思う。
あー、やっと落ち着いた。
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作者名：月未
| 作成日時：2020年6月21日 8時
