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ハル
何か、今日に限ってみんながそばに寄ってくる気がする。
ツアーが始まってからはカメラが回ってる時はなるべく離れていたのに･･･大丈夫なのかなこれ。
周りを見てスタッフさん達が嫌な顔をしていないかとか、あまりにも距離が近いとカラットに嫌な印象を与えるんじゃないかとか心配になってくる。
逃げ出そうにもジュニオッパとかウォヌオッパとか、ぎゅーぎゅーに抱きしめてくるから出来ない。
くそっ、筋肉の塊共め･･･。
「もー離してよ！！」
JN「そうだよウォヌ！ハルから離れて」
「ジュニオッパも！暑苦しいの！」
WN「お前暑苦しいってよ(笑)」
「ウォヌオッパもだってば！！･･･待って、ミンギュ、来るな･･･来るな！！」
MG「俺も混ざるーーー」
「ぐぇっ･･･重い･･･苦しい･･･」
180オーバーに囲まれ潰された私はなんて酷い姿なんだろうか。
ｶｼｬｯ
･･･ねぇ、誰？今カメラのシャッター音聞こえたけど？
HS「テーマは"おしくらまんじゅうという名の拷問"でどうだ？」
WZ「潰されて可哀想に･･･いいぞもっとやれ」
SG「ウジヒョン悪い顔してますよ〜」
DN「もーヒョン達！！ヌナから離れて！！ヌナ、僕の手掴んでください！引っ張り出しますから」
「チャナ〜、お？わわわ、」
ぐーっと手を伸ばすとチャンが掴んで引っ張ってくれた。
と思ったら違うところから引っ張られてそっちへ。
JS「まったく、ハルの座るところはここでしょ？」
「え？違くない？？」
JS「ふふっ、最近はヒョンに構ってくれないから今日はここじゃなきゃダーメ」
「何なの？みんなほんとに何なの？？」
なんでそんなに今日はくっついてくるの？！
ダメじゃん！！カメラきてるよ！！ほら！そこ！！
離れなきゃ･･･離れなきゃ･･･
MH「ハル、もう諦めな」
「は？何？何が？」
MH「これが僕らでしょ？嘘偽りのない本当の僕らだよ」
「･･････」
逃げ出そうと顔を上げたらハオにそんな事を言われた。
ずるいよそんな言い方･･･
私は嘘をつきたいわけじゃない･･･でもさ、でもさ
「･･･痛った、何？！」
JH「怖がるな」
「別に･･･怖がってなんか･･･」
いきなりデコピンしてきたジョンハニオッパを睨むと、凄く優しい顔で私を見ている。
殴っといてその顔はないでしょ･･･
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作者名：月未
| 作成日時：2020年6月21日 8時
