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アキ
「はい、説教始めまーす！座れ！！」
HR「まぁまぁいいじゃない」
「良くないわ！！ヒョン達！ハルが迷子になったってどういうことよ？！」
SC「目を離した隙に･･･」
JH「いきなり消えたんだ･･･」
「目を離したヒョン達が悪い！！だいたい人間はいきなり消えないから！！ぼけーっとしてるからハルが迷子になったんでしょ！！」
街ブラが終わりホテルでハルが迷子になったと笑い話をしていたヒョン達。
･･･笑い事じゃねーよ！
あれだけ散々言ったのに！！ハルのそばから離れるなって言ったのに！！
しかもハルに預けた財布の中身はすっからかん。
訳の分からないキーホルダーを大量に持ってて、これに金をつぎ込んだのかと聞いても「違うもん！」としか言わない。
ハルは一体何に金を使ったんだよ･･･俺は財布に5万も入れといたんだぞ？
やっぱりハルに財布を持たせるのは危険だったんだ。
ミョンホにでも預けりゃよかった･･･。
でもまぁ飯はちゃんと食べれたらしいしいいか。
「あのね！お寿司がね、ぐるぐるーって回っててね、それでね、ルーレットがね、」と興奮して何か喋ってたけどよっぽど楽しかったんだな〜。
回転寿司か〜そういや行ったことないわ。
俺も行きたかった･･･ハルと一緒に･･･。
ぐすんっ、こっちは男だらけでむさくるしいし、あいつらあっちこっち動き回って自由すぎるし、買い物するのにもあーだこーだうるさいし･･･疲れた。
「･･･で？本当は金は何に使ったんだ？」
HR「ん〜、内緒！」
「あのな！5万だぞ5万！つか何か袋持ってたろ？何か買ったんだろ？何買ったんだよ？！」
HR「も〜執拗いな！何でもいいじゃん！」
「お前な･･･変なもん買ったんじゃないだろうな？」
HR「買ってない！」
このあとも何買ったのか何度聞いても教えてくれなかった。
･･･まさか俺にサプライズでプレゼントとか？！
うわっ、それじゃ内緒にするのも当然だよな。
そうかそうか、日ごろの感謝を込めてプレゼントを買ってきたか〜。
もしクッソくだらないゴミみたいな物だとしても喜んでやろう。
･･･ハルのセンスのなさに一抹の不安を抱えながら、俺はその日ずっと待っていた。
ハルが俺にプレゼントをくれるのを。
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作者名：月未
| 作成日時：2020年6月21日 8時
